動画遊び Animation GIFあれこれ
アニメーションの一番素朴な形態が「ぱらぱら漫画」なのと同じように、素朴ながら、小粒で気のきいた動画がAnimation GIFです。
GIFは、256色(バレット対応)のカラーイラストを纏めて記録しておいて、順番にめくって表示するだけなのですが、各ブラウザーが、基本的な表示機能の一部としてアニメーション表示に対応しているので、イラストを貼り付けるところに、動画を貼り付け、動きのあるページが作れるというわけです。
ただし、当然Animation GIFには、厳しい制約があります。
当ブログでは、イメージの容量に一枚1MBの制限があり、これは、おそらく平均的な制約と思います。
1MBのAnimation GIFに収容できるコマ数は、セルのサイズによって決まりますが、手っ取り早く言うと、このブログで採用している426X240(16:9)のサイズでは、16駒程度が限界です。
なお、GIFは、各駒に使用されている多様な色を256色の範囲に収めるのですから、時には、再現できない色を似た色に置き換えたりしています。ただし、動画の各駒が小さいことと、画面に動きがあることで、余り目立たないと言うことです。
当然、Animation GIFは、音声なしのサイレント動画です。
「天龍寺の秋 2013」
天龍寺の大方丈越しに庭の紅葉を眺めたものです。
望遠で庭の紅葉だけを眺めているときは見事に紅葉が色づいて見えるのですが、広角にして視野を広げていくと、暗い本堂内が映り込み、自動露出のため、庭の紅葉は露出オーバーとなって紅葉が白く飛んでしまいます。
当然、元々の動画(未公開)はそのように映っているのですが、それでは、人が見たときの印象とまるで違うので、ここでは、庭の紅葉を、一コマ一コマはめ込み合成して、一定した色合いで表示しています。
「観客」を裏切らないためには、こうした演出も、時には必要になるのです。
「大河内山荘の秋 2013」
滴水庵の軒先の情景ですが、竹樋から落ちた水滴が、水面で跳ねる様を16駒に纏めています。YouTube動画から、途中の駒を飛ばしたので、まるで、同じ水滴を追いかけたようにも見えます。
水滴の音が聞こえないのも、残念です。
「秋田新幹線 こまち」
角館駅からの発車情景を、隣接する内陸線から撮影した動画のハイライト部分をAnimation GIFに要約したものですが、こうしてみると、この部分だけ取り出した方が、インパクトがあるようです。
とは言え、YouTube動画はそれなりの手間を掛けていて、その苦心の成果がこのコンパクトな動画をもたらしたと言うことです。
以上
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