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2014年8月18日 (月)

タブレットPCだより 4(Voyo Winpad A1 Mini 32GB)

                                  2014/8/17

ここまでの個人的な利用感想

 以下は、個人の感想であり、当製品の効果、効用を保証しているものではありません。

 以下は、Voyo Winpad A1 Miniを批判するために書き出したのでは無いのですが、ご参考まで列記します。

  Windowsのアプリケーションは、大型(14型)、低解像度(640x480)のディスプレイを40センチメートル程度離れてみるように構成されているものです。

 近年は、さらに大型(21型)、さらに高解像度(1920x1080)に表示が拡大されたものの、依然として、当初の低解像度で拵えた大まかな表示を、画面サイズ相応に細かくしていったものです。
 さらに、項目の選択、クリックによる指示などに使用するマウスが解像度を高めていったので、きめの細かい画面作りになっています。
 デスクトップPCの本物のディスプレイモニターに本物のキーボードと本物のマウスを組み合わせたときには、史上空前の、高速、高度な情報処理が可能なのです。

 タブレットPCの画面は、一時を思えば、随分高精細度になって、10型程度の小さな画面で高解像度表示ができるものもありますが、以前から使用されているアプリケーションが、比較的小さな画面に、時に読むに堪えないほど、細かく表示されることに変わりはないのです。

 なお、「歩きタブレット」は、自身や他人に及ぼす危険からして論外としても、静止状態で操作しても、タブレットPCの画面タッチ処理に要求される精度は、普通人の手先、指先の動きの制御の限界を越えるものがあるため、デスクトップPCに合わせて開発されたアプリケーションを、画面解像度に合わせて縮小するだけでは、情報読取りも入力も、大変難しいもの(実際上不可能)になります。

 従って、従来のアプリケーション開発とは異なり、目の前の小さな画面に使用者が読み取れるように表示し、使用者の大まかな操作を受け入れるのに適した、言うならば、大まかな表示を行うアプリケーションが求められています。

 と言って、そうしたプログラム画面の構成法は、Androidタブレットで台頭してきたものであり、マイクロソフト社は、Windows8で「メトロアプリ」、「ストアアプリ」としてタブレットに適したアプリケーションを推進しています。

 これらの新世代アプリの画面構成、操作方法(ユーザインターフェイス)が、アンドロイドに代表される新世代モバイルアプリのそれに似ているところが多いのは、いわば、多様な使用者のおそらく大多数を占める使用者層の必要(ユーザーニーズ)に合わせたものであり、これからも、そうした変化の傾向(トレンド)は続くでしょう。

 車社会のアメリカと電車移動を多用する日本では、持ち運びできるタブレットPCに差があって、10型以上を多用するアメリカと7、8型が多い日本とが並び立っている次第です。筆者は、電車派なので、10型には、なかなか手が出せない次第です。

 筆者は、20年近くの間、七並べプログラムの開発、改良を、こつこつ進めているのですが、タブレットの画面に表示されたとき、読書用の眼鏡をかけても細かい部分が見えにくく、また、指先でのタッチ操作で的を外すのに閉口している次第です。

 時代は、それほどめまぐるしく変動しているわけでは無いのですが、万事片手間の素人プログラマーのこなしきれない程度のスピードではあります。

 というものの、電池の持ちが格段に長く、また、USB電源(DC5V-0.5A)充電ができる程度に消費電力が抑えられていることは、随分めざましいものであり、また、液晶画面の鮮やかなことは、時代の進歩を実感させてくれるものです。

 総合評価として、Voyoは、いい潮時に新製品をデビューさせたものであり、少し先行したAcer, Lenovoなど、一流メーカーに、いろいろ後れを取っている点はあるとしても、それは、周回遅れとか、半周遅れとか言うほどのものではなく、コストを考えれば、トップランナーの背中が視界に入っている程度の差では無いかと感じます。

以上

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