今日の躓き石 「同級生」
2014/9/5
かねがね、タレントやコメンテーターのように、無責任な輩が、この言葉を「誤用」して、訂正されずに蔓延っているのは、耳にしていた。
ただし、言ってもわからない相手なので、不愉快な思いで聞き流していたが、今日は、某テレビ局のスポーツ番組アナウンサーが口にしているのを聞いて、プロの取りこぼしが相手なので、やり玉に挙げずにいられなくなった。
プロのアナウンサーは、どんなに急いでも、その時の思いつきでしゃべることはなくて、ちゃんと、事前に言葉の吟味ができる人であり、また、現代の言葉の守り人であり、こうした誤用に冒されることはないものと信じているのだが、今日は、兵庫の地方局のアナウンサーとは言え、プロが、アマチュアなみの杜撰な物言いをするのを聞いてしまったのである。
各局は、「禁句集」を作っていることと思うが、「同級生」の誤用については、疫病のごとく蔓延しないように、努力して撲滅して欲しいものである。
今回の批判の対象は、所詮兵庫のローカル局であるが、ローカル局といえども、阪神球団の実況放送は広く見られるのである。おそらく、若気の至りで口走ったと思うが、自身の今後の大成のためにも、次代を担う子供達の語彙を汚染しないためにも、厳しく自戒して欲しいものである。
以上
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