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2014年9月 5日 (金)

今日の躓き石 「歴史が動いた」

                                      2014/9/5
 いや、「日本男子の歴史が動いた!」などとと言うのが、スポーツ記者の「方言」(業界用語)なのは理解しているつもりだが、スポーツ紙の紙上やネットで絶叫されると、時には、王様が裸だと言わなければならないのである。
 ツイッターなど、信頼性を期待されないメディアでその場限りの思いつきを垂れ流すのとは、要求されるレベルが違うのである。

 まして、裸の王様が、それだけで収まらずに身をよじり始めたときには、盛大なブーイングを浴びせなければならない。

 「日本男子」などと大風呂敷を広げているが、これはスポーツの一分野の話であって、日本人の内で女性でない半分のことを言っているのではない。12文字で、ダブルフォールトである。ここで、乱脈プレーを止める審判はいないのか。

  • 歴史認識

 歴史は、過去の無数の人々の行いの積層であり、現在の誰かが何かをしたからと言って、動かしたり、書き換えたりすることができるものではない
 ここから、全てが始まる。

 プロの物書きは、自分の職業の歴史を思い、勝手な言い回しをまき散らすのを自制しなければならない。

  • まだ、歴史にはなっていない。現在だ

 また、言われた本人当人にしてみたら、歴史が動いたり、書き換えられたりしても、現在から未来に向けて何かが起きると言うことを示すものではない。一世紀近い前の歴史がどうだったとしても、自分の闘志が掻き立てられるものでもないと思う。
 歴史的偉業」は、一世紀前の先人の偉業を称える言葉であって、今闘っているものには、過ぎた試合は過ぎた試合でしかない。そう思っているはずである。

 外野や観客席で、あることないこと言い立てて騒ぐのはやめて、静粛にしてくれ。

 まして、一世紀近い前の先人を貶めて、自分を高めようとは思わないはずだ。単純も、複雑もない、比較などできない。できの悪い言い方で言うほど、過去の偉業が薄汚れてくる。そして、現在の贔屓の引き倒しである。

 スポーツ紙の報道は、大きな文字で粗雑な言い分をまき散らす競争をしているようだが、それだけでは、屋上の吠え比べになるのである。目立つ必要はないが、基盤となる分別もまた必要である。もっと、高いレベルの吠え方ができるはずだと思う。

 スポーツ紙の歴史はもう書かれてしまっている。書き換えられるのは、現在と未来である。

 それにしても、粗雑な書き回しで紙面を汚して日銭が稼げるとは、うらやましい職業、と言うのが、正直な実感である。

以上

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