« 今日の躓き石 『過剰防衛』 | トップページ | 「花のワルツ」騒動 5 決意表明 »

2014年10月14日 (火)

タブレットPCだより 6 (Onda V975W 番外編)

                                  2014/8/28
 今回は、あわや詐欺にあいかけた話である。
 
New Arrival Onda V975W Window 8.1
Intel 3735 Quad Core Tablet PC 64bit CPU
2GB/ 32GB Retina Screen 2048*1536 Bluetooth
 
 これは、まっとうなタブレットPCなのだが、AliExpressに送料込みで売値が$85.50と表明されていた。しかも、廉価版Express Saver扱いとはいえUPSで送付という触れ込みである。
 
 送料込みの定番である中国郵便(China Post)小包だと、下手すると、中国から日本まで1日の飛行なのに、何やかやと1か月近くかかることもあるのだが、UPSなら、たいてい10日程度である。
 
 ただし、中国郵便は、おそらく、10ドル以下の送料を業者負担しているのに対して、UPSのこの便では、25ドル程度かかるはずである。となると、実質、売価60ドルの値付けになる。
 
 パリパリの現行製品で、通常180ドル程度で売られているものが、相場の1/3で売れるはずがないのを承知で、買い注文を入れたのは、好奇心半分である。
 
 Alibabaの通販代金処理は、安全措置(Escrow)がかかっていて、買い手が簡単に代金を取られない仕掛けになっている。
 Alibabaに対して、購入注文をかけると、すぐさまクレジットカードから代金が引き落とされるが、その代金はAlibaba預かりになって、業者に代金を払わず、支払い保証状態で出荷を指示する仕掛けである。
 
 商品が買い手の手元に届き、買い手が品物を確認して、受け取り確認をAlibabaに連絡した時点で、Alibabaから業者に代金が支払われるのである。
 
 ということで、正しい商品が送付される限り、ほぼ、代金引換受取に近いので、相手の正体がしれない中国通販でも、詐欺にあう可能性はかなり低いのである。
 
 さて、今回の取引は、最初から、かなり異常な進行であった。
 業者は、すかさず発送連絡をよこしたのだが、連絡されてきたのは中国郵便の追跡番号である。UPSではない。約束と違うのである。
 
 そして、発送連絡からしばらくたって、担当者が手違いで中国郵便で発送してしまったので、運賃差額10ドルを払い戻すことにした。当日のうちに指示してもらわないと払い戻しできないので、Alibabaにdisputeの手続きを開始して、そこで10ドル払い戻しの請求してくれ、というものであった。胡散臭い話なので調べてみたが、やはりいかがわしい手順になるのだった。
 
 当然の話なのだが、受け取っていない商品の代金は業者に支払われていないから、そこから一部払い戻しする制度はありえないのである。
 
 一部払い戻し請求が可能となるには、買い手が商品を受け取ったと虚偽申告して、Alibabaから業者に代金を支払わせ、その代金から10ドル払い戻しの手続きを行うことになるのである。何のことはない。何も手に入らず、75ドルだまし取られるのである。
 
 自分で虚偽申告しておいて、実は、商品は届いていない、代金を返せ、というのは通用しないから、代金を取り戻しようがないのである。被害者を共犯にする巧妙な詐欺手口である。
 
 当然、無視、放置したが、しばらくして、さすがにAlibabaが悪質業者の胡散臭い動きに気付いて、業者に対して業務停止とともに、出荷状況の報告を、きつく指示したのである。
 
 ところが、業者はしたたかであった。業務停止になっているので通常の払い戻し手続きができない、クレジットカード番号情報を直接連絡してくれ、そうしたら、すぐ10ドル返金するから、というものである。
 
 お言葉に甘えて、10ドル欲しさにカード番号など連絡しようものなら、大変である。当方から、同機種を1台受注したということは、それらしい書類があるから、それを巧妙に利用して、通常価格で商品を販売し、中国郵便で発送したというた架空請求書がでっち上げられたら、250ドルだまし取られるところだったのである。
 
 結局、業者は、Alibabaから期限付きで指定された商品出荷の証拠書類を提出できなかったから、Alibabaから当方に全額返金の運びとなった。多分、仕入れもしていなかったのだろう。
 
 各位も、こんな風につまらない仕掛けにかからないように、注意することである。せっかく、Alibabaに買い手保護の仕掛け(Escrow)があっても、自分で外してしまえば、まるで無防備になるのである。
 
 先ほど、業者から、中国郵便の追跡番号連絡があったと書いたが、これは、実際に商品が中国郵便に引き渡されたのではない。業者が、手持ちの追跡番号入り送り状から追跡番号を転記して連絡しただけである。一見、業者が商品を郵便局に渡したように見せる「ずる」である。
 
 発送したと言っていても、正しい形式の追跡番号が連絡されていても、出荷されてなどいないのである。中国郵便を利用した送料込みの通販でよくある手口なので、信用などしていないのである。
 業者がそのように、追跡番号を早出しする原因の一部は、察するに、Alibabaの業者評価の中に、受注後何日で発送するかというものがあり、点数稼ぎのデータいじりをしているようなのである。
 
 ということで、やはり、他社比較して非常識なまでに安いものは、あてにしたらダメなのである。代金が返金されたとはいえ、欲しいものが手元に届かないのは、何とも不満である。同時発注の専用ケースが浮いてしまった。
 
 そういえば、以前、別メーカーのアンドロイドタブレットの激安に注文を入れたときは、業者からギブアップ宣告があって全額返金されたが、狙い球は、常用の7インチでなく10インチのタブレットだったので、サイズの合わないケースが2個宙に浮いたのだった。
 
 現在愛用しているVoyo WinPadは、その時点の他社比較で、相場より20%安い業者に注文をかけたが、これは、その時点での相場下限だったようで、セーフだったのである。
 

以上 

« 今日の躓き石 『過剰防衛』 | トップページ | 「花のワルツ」騒動 5 決意表明 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: タブレットPCだより 6 (Onda V975W 番外編):

« 今日の躓き石 『過剰防衛』 | トップページ | 「花のワルツ」騒動 5 決意表明 »

お気に入ったらブログランキングに投票してください


いいと思ったら ブログ村に投票してください

2022年7月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

無料ブログはココログ