今日の躓き石 「アイアンが良かった」
2014/10/24
今回も、在宅講読している毎日新聞であるが、女子プロゴルフの有力選手の発言の引用なので、毎日新聞の責任ではないし、中堅選手なので、それなりの威光があるから、言葉咎めなどできないのだろう。
それにしても、普通に読むと、「アイアンが良かった」とは、道具自慢であって、自身の技術には触れていないのだから、「自賛」は、的外れだろう。
もちろん、日本のプロゴルフ界で、アイアンショットのことを「アイアン」と横着してしゃべることは知っているが、ぼちぼち、大の大人が舌足らずな言い方を蔓延らせるのは、やめにしたらどうかと思うのである。
閉ざされた業界で、自分たちにしか通用しない「符牒」を作って、仲間とよそ者を区別するのは、とかくありがちであるが、プロゴルフの世界は、もはや、天下公然のプロスポーツになっているし、国際化も進んでいるのだから、偉容な言葉遣いは、考え直すべきである。
毎回の言い訳だが、それぞれの発言者は、社会的に立派な風格を認められているのだから、それにふさわしい、整った言葉遣いを世界に広め、後世に残して欲しいものである。
以上
« 今日の躓き石 「メンタル的」 | トップページ | 15. 事鬼道 - 「鬼」とは何だったのか 再考 »
「今日の躓き石」カテゴリの記事
- 今日の躓き石 毎日新聞がこだわる過去の遺物用語「ナイター」の怪(2022.05.24)
- 今日の躓き石 誤解・誤訳の始まり 否定表現の「和英」食い違い(2022.04.25)
- 今日の躓き石 囲碁界の悪弊か、主催紙の混迷か、本因坊の「リベンジ」宣言か(2022.04.05)
- 今日の躓き石 NHKBS1 「トレールランニング」の「リベンジ」蔓延防止 まだ遅くないか、もう遅いか(2022.04.03)
- 今日の躓き石 NHKBS 「ワースト」シーズンの始まりか、改善のシーズンか(2022.04.01)
コメント