「花のワルツ騒動」 4
本件に関しては、依然として、当方の質問に対して何の説明もなく、当方の発言に対する問い合わせもないので、「検証」を始めました。以前YouTubeの誤検知に迷惑を被ったので、検知方法の検証をしているわけです。
花火芸術の創作者としては、著作物の勝手な改変は著作権侵害として、警告対象になるものと懸念しますが、検証用模写と表明させていただいているので、しばらくご容赦いただきたいものです。さぞやご不快のことと、深くお詫びいたします。
大曲の花火第88回 創造花火 準優勝作 (Omagari fireworks) 2014 検証用模写
いや、どこを改変したのか、と言われると、音声の音楽部分の一部または全体が異なりますとしか言いようがないのです。その証拠に、この模写は著作権に関する指摘を受けていません。YouTubeの検知方法は、ある程度の識別力はあるようです。
元々この音楽がその場で演奏されていれば、もっと類似性は高くて観客が検知することは不可能と考えます。
そして、両者の相違点が、電子的に検知されたとしても、相違点が、動画に表現されている花火芸術の創作物としての本質に何ら変化を与えないものと思います。
端的に言えば、演奏の異なる音楽の一部をこのように利用していても、審査結果が異なることはなく、準優勝となるべきものです。
そのような些細な局部の事象で、著作物全体の当否を判定するのは、適切ではない、のではないかという疑問です。
今回の指摘は、以上の通りです。
因みに、一部既出ではありますが、以前の経験を披露すると、同様の花火芸術の動画で、背景のポピュラー音楽音源(曲自身に対する著作権が生きている近作と思われる)が第三者著作物との指摘があり、対策として、音楽部分の音量を、相対的に常人の聞き取り不可能なレベル(容易に聞き取れる程度まで音量を上げると、花火音が極度の大音量となる)まで抑えても指摘が続いた例があります。
と言うことであれば、遙か遠方の花火会場で大音量で再生されている音楽の一部が、会場外の家族の団らんの背後に、ほんの微かにでも、YouTubeの電子システムの「耳」に聞こえていれば、そのような際に撮影された私的な動画が、著作権侵害の申し立てを受ける可能性があることを否定できないことになります。 それは、適法な判断でしようか。
いや、それは、程度問題と弁解されるでしょうが、どのような判断基準が採用されているかわからないままでは、当然生ずる疑問、質問の解決がされないのです。
結局は、自称管理者の一方的な主張をそのまま採用するのではなく、いずれかの国の法廷でしかるべく公明正大に審議されるべきものかと思います。
また、現在の日本の著作権法では、このように、他の著作物の一部が原型と異なる形で利用されていても、それは、必ずしも著作物の使用にはあたらない、とされているものと、素人考えで理解しています。
よって、今回の事例が、どう解釈されるかは、権威者の鑑定を仰ぐべきであり、早計な判断は避けるのが、法に沿った処置と考えます。
それにしても、世の中には、この曲の異なった演奏がどれほどあるのか、それぞれを何とか入手して、検証用模写を拵えて、YouTubeの検知にかけることを思うと、気が遠くなるほどです。経費と時間を考えると、何故、当方が、自身に不法な行為があったか、なかったか検証するために、そのような労苦を課せられなければならないのか、質問したくなろうというものです。
かねがね指摘しているように、本来、これは、告発する側が行うべき努力なのです。第三者を摘発して、その行動に制約を加えるのは、その主張が正当なものであると検証された場合だけ可能です。少なくとも、実在の法治国家では、そのように規定されています。
YouTubeは、国家ではなく、YouTubeが動画作家に適用する処置は、司法処置ではないから、そのような原則は適用されないとおっしゃるのでしょうが、それでは、世間の期待に背いています。是非再考いただきたい。
当方は、公平、かつ、明解な判断を頂きたいと言っているからであり、当方の主張が正しいと主張しているわけではありません。なにしろ、「申し立て」の根拠が不明確であり、管理者の「論告」もないので、ほとんどが推量であり、確たる反論、意見を主張するすべがないのです。
以上が、今回の主張です。
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