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2014年10月12日 (日)

「花のワルツ」騒動 3

 さて、砕けた口調で本音を綴ってみたい。

 正直なところ、管理者は、かなり頭が悪いと思う。

 これが、YouTubeの機能にただ乗りしているものでなく、正式な司法手段であったら、ばかばかしくてやっていられないと思うのである。

 「花のワルツ」は、クラシック音楽の中でも、かなり広く出回っている商品であるので、付けられる値段は知れているし、売り上げも限られている。

 本件作家の動画には、音源の出所を書いていないから、もし、誰かがこの曲をダウンロード購入するとしたら、管理者のところに行く可能性が高い。実害はない、と言うか、計量できないのである。告発するとなると内部の人件費を考えると、やってられないはずである。
 ここまでの対応は、管理者自身何もしない、ただ乗りでなければできないはずである。

 それ以外にも、ただ乗りの悪しき影響が見られる。

 本件作家が、くだくだ言っているように本件動画に管理者の本件素材が使用されているかどうか、YouTubeの判定にただ乗りして立証するのは、実行不可能である。
 この流れに固執するのであれば、妥当な手段としては、管理者が、同曲異演を全てアップロード公開して、すべてについてYouTubeの定例の判定を仰ぐしか無いのである。
 そうしなければ、YouTubeの判定が、有効かつ公正かどうか、確認できないのである。密室で、こそこそお手盛り判定させるわけにはいかない。不可能な手段を取り除くと、必然的に、正しい、実施可能な手段が見えるはずである。

 正しい検証方法は、これ以上ないくらい明解である。本ブログの読者には、はなから自明であったように思う。 動画で示されている花火芸術制作者に接触して、使用した音源について証言を求めればよいのである。

 もし、管理者の憶測している通り、制作者が、管理者の音源を使用したことを認めたら(もし+たらである。そうなると言っているわけではない)、管理者の正当な権利として、当該花火芸術で得た収入から、しかるべき補償金を取り立てられるというものである。めでたいではないか。できたら、二次使用以下についても、包括して合意していただけたら、当方に迷惑がかからないし、NHKに無断使用が波及しないので、何よりである。

 もし、花火制作者が否定したら(もし+たらである。そうなると言っているわけではない)、管理者は、何の権利も無いものに権利を主張していたことが発覚する。

 このような合理的な手段で、管理者の主張が検証されたら、以下のように、その結論に従うものである。

 管理者が本件動画に権利を持っていることが証明されたら、遅滞なく、動画を削除するものとするが、当方に犯罪行為がなかった以上、それ以上の対応は辞退する。

 管理者が本件動画に権利を持っていない、すなわち、全ては管理者の誤認とわかっても、管理者が手段を尽くした努力に敬意を表して、損害賠償を求めることはしないものとする。もっぱら、損害と言っても、全て精神的な損害であるので、辛抱できるものは辛抱する。

 以上は、包括的な二択であり、他に分岐はない。また、確約であり二言はない。

 当方に立証責任があるように誤解されると困るので、あからさまには書いていないが、普通の知性のものが普通に経緯を理解すれば、ほぼ自明のこととして理解できるよう、論理的に主張してきたのである。

 つまり、管理者が、怠惰に陥ってコストのかからない頼りない手段なと憶測に頼らず、地道に実地検証すれば、このように不毛な論争、いや、黙殺されたままの一方的な意見吐露の余地はないのだが、遺憾ながら管理者が、社会人として当然の知性を示さないので、一介の素人が、小学生に言い聞かせるように、相手の言い分まで噛み砕いて言わされたのは、まことに嘆かわしいのである。

 管理者が、著作権の管理者として一人前に意見を述べ、他人に聞いてもらいたいのであれは、最低限の手順は守るべきである。腐敗した権利者は、いずれ、能力ある人の反撃に倒れることだろう。

 以上の忠告に耳を貸さないのであれば、当方としては、世界の動画作家に対して、無用な紛糾を避けるために、当該管理者とは、論議が成立せず、法廷闘争を覚悟する必要があると、微力ながら、誠意を尽くして広く警告するしかないのである。

 また、当該管理者の関する音源については、後日、自分自身だけでなく善意の第三者に対しての紛糾を避けるためには、当該管理者の関する音源のダウンロード購入を避けるように、微力ながら、誠意を尽くして広く警告するしかないのである。不買運動とまでは言わないが、「ブラック」管理者は、実態を知られるべきである。

 弱者は、弱者なりに自衛するしか無いのである。

 取り敢えず、ここまでである。素人目にも、事態は、絞られたように思う。

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