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2015年5月21日 (木)

今日の躓き石 「横綱のリベンジ」 報復する第一人者

                                 2015/05/21
 まさかと思うような、物々しい見出しが目に入った。毎日新聞大阪第13版スポーツ面である。

 「張り差しでリベンジ」

 この見出しには、いくつかの問題点が盛り込まれている。

 一番、素朴な意見としては、なぜ、国技でカタカナ語の見出しなのか、と言う疑問がある。
 しかも、横綱の「綱の力」と言う大見出しを受けての書き出しであるから、毎日新聞は、相撲の横綱の張り手リベンジを、わざわざ、読者からわかりにくいという悪評の届いているカタカナ語を使って、褒め称えていることになる。ボクシングやレスリングでは無いのである。

 次に問題なのが、相撲の横綱は、このような報復行為をするものなのかと言うことである。先場所、張り手を食らって負けたから、今場所、報復として張り手を返したのだろうが、それは、横綱の品位にそぐわない、不適当な行為ではないのかと言うことである。更に言うなら、張り手を食った相手が横綱に報復して、果てしない報復合戦にならないのだろうか。

 最後に来るのが、「リベンジ」という言葉の理解不足である。当ブログで問題視していたのは、本来、かなり悪質な言葉を、軽い意味でもてあそぶことへのダメ出しであった。言うなら、子供か鉄棒で逆上がりができなかったとき、今度こそ、とばかり再挑戦するのを「リベンジ」という程度の冗談半分の使い方であった。
 悪い言葉を軽い意味で使い慣れることにより、血なまぐさい不法行為まで軽く見てしまうことを恐れているのである。

 ここでは、そうではなく、本来、国技では禁じられているはずの悪質な報復行為を「リベンジ」としているのである。趣旨としては、言葉の本来の意味に近いのだが、だから、却って問題なのである。すでに、リベンジという言葉は、正確な意味を離れて、変容し始めているのである。そんな言葉を使っていて的確に読み解けない見出しは、報道として、不適切である。

 言葉の守り人である毎日新聞は、こうした不適切な用語については、読者啓発より、真剣に、訓練不足のスポーツ欄記者の再教育、問題が出やすいスポーツ面の校閲強化を進めるべきではないだろうか。 

 後世に、こうした粗雑な言葉を伝えないためには、毎日新聞は、積極的に、内部を正していかねばならないと思うのである。 

 まず、隗より始めよである。

 余りに不出来な見出しに、思わず、糾弾調ブログになってしまった。

以上

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