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2015年8月 4日 (火)

今日の躓き石 週刊将棋で谷川会長の「リベンジ」報道が続く

                                      2015/08/03

 それにしても、宅配講読している週刊将棋の最新2015/8/5号の連載王位戦回顧記事での「編集部」氏の谷川浩司会長追究は、ここまで数回に続いて執拗である。(将棋の王位戦は、主催 新聞三社連合-北海道新聞・東京新聞・中日新聞・・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞)
 この記事にしても、全体にちゃんと普通の言葉で書き続けているのに、特定の個人に対して、将棋に場違いな、そして、時代錯誤の「リベンジ」を繰り返し言い募るのは、どうしたことだろう。

 何度目かのことなので、煩雑と思われる向きもあるだろうが、当ブログで、「リベンジ」の使用を非難している趣旨を説明する。

 この連載コラムで書かれている「リベンジ」は、復讐、報復の意味であって、ある意味、辞書に載っている普通の言葉遣いであるが、次に出る新しい用法のせいで、もはや半ば死語となっている言葉遣いとも言える。

 この言葉自体は、(中近東起源の)宗教で重大な意義を持った言葉であって、それ自体は、異教徒の俗人がとやかく非難できるものではないが、長年にわたって、世俗世界で悪用されているために、誤解・誤用が広がって、問題を醸しているのである。

 一方、近年になってプロ野球界で言い立てられ、スポーツファンを介して汚染が進んでいる「リベンジ」は、リトライ(再挑戦)の意味で使われていて、復讐や仇討ち、仕返しという本来の意味を踏み外しているので、単に無教養から来る誤用でしかないのである。問題は、本来物々しい言葉を、気軽に誤用することに軽率な間違いがあるのであり、いうなら社会人として言葉の使い方が、はなから間違っているのであり、そのために物議を醸しそうになっているのである。

 そして、近来、「リベンジ」で検索すれば付いてくるのが、破廉恥極まる犯罪行為である。悪質な犯罪者が犯罪行為を正当化するために、「リベンジ」と言い立てているのが、各報道機関が、暗黙の同意を与えるかのように、そのまま報道しているのである。

 だから、今の時点で「リベンジ」というと、そのような犯罪者と同類視されかねないのである。だから、ちゃんとしたメディアは、この言葉を慎重に避けているのである。

 ということで、週刊将棋は、谷川浩司会長の過去の功績に対して、悪口を言い立てるのを止めて貰いたいものである。

 ここまで、安易な検索でヒットしないように、文字遣いを工夫していたのは、当事者を直接的に非難するのを避けていたのであるが、今回は、度重なる誤記に我慢しかねて、そのまま書き綴っている。

 メディアの書き立てたものは、一度世に出てしまえば、なかったことにできない、いわば、待ったなしの真剣勝負である。読者から誤用の指摘があったときには、逆ギレするのではなく、謙虚に自戒して頂きたいものである。

以上

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