今日の躓き石 「なくしてしまった」 ライカの誇り
2015/11/04
今回は、僭越極まる成り行きだが、下記インタビュー記事に喚起された、カメラ業界の巨星であって随一の老舗であるドイツのライカ社の近況に関する、勝手な雑感である。
ここでは、ドイツのライカ社が、「一眼レフ」(SLR)の基幹である機能部品、反射鏡とペンタブリズム/ミラーを取っ払って、電子機構に置き換えた(コストダウン優先の)レンズ交換式カメラを、ドイツ語の”Spiegellos”(英語のMirrorlessに相当するドイツ語。ただし、新造語)の略語で、「SL」と呼んでいるとの記事であった。
ただし、当ブログ筆者の乏しい古びたドイツ語語彙では、-losと言う語尾は、何か必要なものをなくした という感じが先に立ち、"Stainless steel”から始まる、何かやっかいなものをなくしたという英語の乾いた語感はないので、似ていても同じではない。いや、これは、当方が、物知らずで勘違いしているだけなのかも知れないが、赤っ恥を恐れず、率直第一に書き残すのである。
これは、100年の風雪と簡単にいうものの、二度の大戦での敗戦、冷戦下の祖国分裂という途方もない苦難を乗り越えた「頑固なゲルマン魂」が失われたのか(Deutschheitlos)とか、
わかりやすく言おうとすると、どうしても、大変柄の悪い、失礼な言い回しになるだが、天下のライカが、今や、日本の中下位メーカーの尻馬に乗って、日本製SLRの両巨頭メーカーを追い落とそうとしているのか、とも感じてしまうのである。
所詮、ライカも、一介のカメラメーカーなのかなあと、一人勝手に慨嘆するのである。
以上
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