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2015年12月 7日 (月)

今日の躓き石 一塁ダイビング再論 

                                   2015/12/07
 当ブログ筆者は、子供の頃のゴムボール(軟庭球)/竹バット/三角ベースの路地裏ゲームを除いて実技経験がなく、もっぱらテレビ観戦の野球論なので、素人談義に見当違いな点があったら、申しわけないが、ご容赦いただきたい。

 今回、ここに書き出したのは、あるプロ球界の人気者が、契約更改の場で、球団と意見が合わず、メディアに不満を漏らしたという記事による。

 当人は、ペナントレースの実戦で、一塁にヘッドスライディングしたときに手を痛め、欠場したことを公傷として評価して欲しいと主張したのに対して、球団は、打者走者の一塁ヘッドスライディングは、球団として推奨していない(本来は、禁止と言いたいところか)のであり、そこでけがをするのは、本人の不注意によるものだから。欠場は欠場としてマイナス評価する、と言ったものであったらしい。球団の主張は、選手の言い分になっているので、正確かどうかは不明である。

 かたや、ファンの視点からすると、原因は何であれ、人気者が欠場する試合は、興味半減、球団の視点からすると、そのような試合は商品価値半減であり、共に、ここに登場した人気者の当年シーズンの「不活躍」には、大きな不満を抱えているのである。

 素人の意見が続いて恐縮だが、打者走者が、一塁にヘッドスライディングすると、加速しながら駆け抜けるのより遅いのは、周知の事実である(と思う。以下、大半の文で「と思う」を略す)。
 また、打者走者の一塁への走塁には、二塁、三塁のへの走塁と異なり、オーバーラン防止やタッチ回避の狙いがないのだから、そもそも、実用的には、一塁に向かってヘッドスライディングする必要はないのである。

 打者走者が、あえて一塁に飛び込む目的は、公言はされていないが、一つには審判の目くらましと思う。

 打者走者がヘッドスライディングすると、一塁塁審は、打者走者の両手のいずれかが触塁するのを懸命に目視確認せざるを得ず、また、手での触累は大して音を出さないから、聴覚で補うことができないのである。ずっと目で見ていて、いつ触ったか見て確認することを迫られる。注意が分散するので、誤審が起こりやすくなる。そう考えているのではないかと勘ぐりたくなる。

 そして、誰の目にも明らかなのは、スタンドプレーである。
 プロスポーツは、見せるもの、観客を楽しませるものなのだから、ショーアップするのは、別に悪いことではないというものである。

 ヘッドスライディングは、危険なプレーであり、あえて、打者走者がヘッドスライディングする以上、セーフにしてやりたいという願望が、観客の間に広がるのである。言わば、世論の後押しで、誤審を誘おうというのである。

 プロの審判が、明らかなスタンドプレーに影響されるとは思わないが、観客に与える心証は大きいものと思う。

 尊敬するプロ選手のすることであるから、高校野球などで、こうした無謀なプレーを真似するのが、しばしば見られるのである。

 私見であるが、一塁へのヘッドスライディングは、本来不必要なのだから、無用の危険なプレーとして、ルールで禁止したら、子供達がまねしてもいい、安全な野球が行われるものと思うのである。

 米国プロスポーツ界では、フィジカルコンタクトのある暴力的スポーツが好まれ、そのために、MLB(メジャーリーグベースボール)は、本来、ルールの精神から言って推奨されない、走者のホーム突入時のキャッチャーとの交錯(衝突)とか、内野ゴロで二塁封殺される一塁走者が二塁へのスライディングの際に、併殺防止のために、二塁ベースを時には大きく離れた内野手の脚をめがけて引っかけるようにスライディングする技とか、「汚い」、危険な、フィジカルプレーを密かに賛美していたように見え、日本でも高校野球にまで悪影響を及ぼしていたが、かつて米国一国の国技出会った時代から国際化していく発展に影響されてか、そのような不法なローカルルールは、消えていく定めにあるようである。

 ここに、一介の素人は、一塁へのヘッドスライディングは、なくすべきと主張するものである。

 末筆ながら、当該選手に対しては、中国語で「小心(日本語て細心、慎重の意味)との忠告を献じたい。日本語で言う「無事これ名馬」であって欲しいし、来シーズンは、「一陽来復」で所属チームの日本一に貢献することを期待しているのである。

以上

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