今日の躓き石 サッカー指導者の勘違い
2016/01/30
さて、サッカーの五輪予選決勝のNHK BS-1での中継で、1開始直前に書き出しているのだが、すでに、互いに五輪出場が決定している試合に対して、指導者の発言に「リベンジ」が飛び出してきて、げっそりしている。
一人は、オリンピック参加対象のU23の現監督であり、もう一人は、以前監督経験のある人なので、それぞれの発言は、選手達に大きな影響を与えているはずである。してみると、聞き過ごしにできないものがある。
スポーツの試合に、殺伐たる、復讐、血祭りの意義を与えて、選手の闘志を掻き立てる手口は、前世紀の遺物も良いところであり、指導者の発言として感心しない。多分旧世代監督の指導を受けた現監督の意識には、当然の発言として浮かんでくるのだろうが、「負の遺産」は、早くお蔵入りにしたいものである。
いつもは、NHKの番組作りの不手際として批判していたが、今回は、生放送中の発言なので、止めようがないのである。ちなみに、選手の発言には、不適切な言葉は出てこなかった。結構なことである。
念押しすると、スポーツの試合は、両チームの力量が勝敗の大半を決めるものであるから、決して、負けても、恥をかかされたとか、恨みに思うとか、の低次の感情論に落ちないで欲しいものである。
以上
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