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2016年2月23日 (火)

今日の躓き石 焦点距離を「相当」にしたニコン「DL」に拍手

                                  2016/02/23
 今回は、躓いたと言うより、うれしくて立ち止まったのだった。

 カメラ業界のリーダー、ニコンが、新製品の装着レンズの品名に「相当」焦点距離を採用したのである。

 近年、デジタルカメラの画像センサーのサイズが多様であるため、採用されているレンズの焦点距離を見てもどんな視野角のレンズなのかわからない、とてつもなく困った事態が続いていた。

 当方は、一介の民間人なので、「L50」のようにLを前に付け、「ミリ」ヲ省略して、混同を避ける形で、ライカ版で相当の焦点距離を商品名に付けて欲しいと思っていた。撮影の際に視野角がどの程度であるか判断するのに、「銀塩世代」は、ライカ版で何ミリという数字で体感しているので、「相当」焦点距離が、一番頼りになるのである。

 ここで、「ライカ版相当」という言い方を前に出すと、猛烈な論戦が起きるようだが、すでに、誕生以来、一世紀を経た「事実上の標準」(de facto standard)なので、メーカー間でメンツ争いするものでもないと思うのである。

 また、技術的に潔癖な言い分としては、現実に、装着されているレンズの「焦点距離」は、工業界/工業規格で定まった焦点距離であり、ミリ表示すると、実焦点距離との誤解を招くと言うことで、使用品に表示するならこれしかない、ということだろうが、その結果、長く悪習が続いていたことを考慮すべきである。

 今回、カメラメーカーとして最古参であり、また、あらゆる面で業界リーダーと目されているニコンが、大英断をしてくれたので、惜しみなく賞賛の拍手を送るのである。一般消費者にとっては、長らく暗雲垂れ込めた世界に、春陽の日差しが当たった感じである。各社が、早急に追随することを希望する次第である。

 できれば、引き続き、悪習の撲滅、さしあたっては、ISO感度の野放図な多桁表示を何とかして欲しいものである。消費者の直観的な評価・判断を、ほぼ不可能とする悪習であり、かねがね疑問視しているものである。

 別に、業界リーダーでなくても、悪習を去り、革新を進めるよう提唱、推進はできるはずである。

以上

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