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2016年2月 1日 (月)

今日の躓き石 スキージャンプのフィジカルとは?

 NHK BS-1の女子スキージャンプ実況で、唐突に、イリュージョン単語「フィジカル」(元々は、物理的という形容詞)が出てきたが、特に補足説明がないので、不可解(英和辞典を引いても、何を言っているのかわからない)であった

 この競技には、長距離走の走力や当たりや取っ組み合いの強さは関係ない。体のデカいのも、プラスではないと思う。ということで、理解の流れが途絶えて、戸惑う。

 おそらく、この競技で「物理的」要素というと、跳躍力を支える脚の筋力が大半で、後は、それを支える他の部分の筋力と思うのだが、つまり、ジャンプ競技は、筋力勝負という見方なのだろう。

 確かに、筋力は、勝つための必須要素だろうし、当の競技について造詣の深いNHKアナウンサーの言葉だから、ジャンプは、所詮、力任せの競技だと理解すべきなのだろうか。

 そう理解してみると、競技者コメントにも出て来るように、時間をかけて筋力「強化」に専念するという見方もあるだろうが、それならそれで、なぜ、報道陣は、視聴者読者に誤解の無いように具体的に説明しないのだろう。

 このように、競技によって大きく違う物理的特性を、一気に漠然とした形容詞「フィジカル」で言いくるめてしまうのは、不適切な報道と思うのである。

 それぞれの競技の関係者にしてみると、自分がどの競技のどんな特性の話をしているか自明なので、いわば、当事者得意の業界用語で言葉を端折っても意味が通じるだろうが、いろいろの競技を報道する報道関係者が、それに従うというのは、視聴者の理解しやすい言葉を選ぶという「説明責任」を果たしてないと思うのである。

 言う方はどんな競技の話をしていても、フィジカルの強化が必要、で済むが、聞く方は、当の競技の特有の「物理的」特性は何なのか、深い理解を要求されるのである。結局、自分たちが楽をして、視聴者にあて推量を強いるものだと思うのである。

 それが、当世のスポーツ報道の流れであって、当方が、何も知らない、不勉強な視聴者と言うことなのだろうか。

 いや、スポーツの実況競技はコミュニケーションの技術について、いろいろ考えさせてくれるものである。

以上

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