今日の躓き石 歴史を変えないで!!!!
2016/03/30
今回は、どこの誰がどうしたと言うものではないが、最近スポーツ界で、NHKや毎日新聞のような良識ある報道機関まで巻き込まれた、感心しない言葉遣いの蔓延に抗議するものである。
「歴史」は、多くの人々が、喜び、悲しみを重ねて積み重ねてきた、かけがえのない財産である。どうか、「歴史を変える」とか「歴史を書き換える」などと、これまで生きてきた人の想いを踏みにじるような言葉遣いは止めて欲しい。
「記録を塗り替える」とか「歴史に新たなページを刻む」のように、歴史を継承しつつ、未来に続けるような、前向きな言葉を使って欲しいものである。
スポーツ人も、まずは、人であれ、と思うからである。
高校生が口走っているのを聞くと、先輩や指導者がそうした言葉で、闘志を煽り立てているのだろうが、聞いている方は、高校生がかわいそうになるだけである。
言葉の意味がよくわからないうちに、こうした言葉遣いを植え付けられて、これからの人生に掲げ続けるのだろうが、いずれ、自分たちの言っている言葉の意味がわかったら、残念に思うだろう。
どうか、無茶な言葉遣いで、スポーツマン精神に悪しき歴史を刻むのは、いい加減に終わりにして欲しいものである。
以上
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