今日の躓き石 滅ぼすべき言葉と毎日新聞
2016/04/13
今回は、ちょっと言いすぎと思いつつ、手厳しく書き出している。
題材は、毎日新聞大阪版の「河内」面であるから、かなり、地方限定記事であるが、別に、「河内弁」絶滅対策というわけでもないと思うので、全国紙の紙面として、批判させていただく。
『40周年 来たれ「同級生」』と題しているが、なぜ「同級生」なのか、何を意図しているのか、何度記事を読み返しても、意味不明である。つまり、読者に対して事実を伝えるという「報道」の原則に反する「紙くず」記事になっている。
正しい日本語で同級生と言うからには、どこかの学校の、特定のクラスでなければならないのだが、肝心の情報が書かれていないから、「来たれやー」、「行ったれやー」と呼びかけられても、自分のことかどうかわからないのである。
いや、冗談を抜きにして、近年、一部の軽薄系マスコミで言われている「同級生」は、カレンダーの「同年」でなく、学校の年度が同じという意味であるが、この記事は「1976年生まれ」とカレンダー通りに明記されているので、「同級生」の見出し言葉は、それすら踏み外しているから、誰にも意味のわからない、錯綜というか、混乱というか、意味不明の言葉遣いである。
まさか、神戸市立六甲山牧場が、そこまで、素っ頓狂で、調子外れで、おおぼけの発表をしたとは思えないので、毎日新聞として叩き出したものであろうが、そこまでたがが緩んだかと、大いに歎くのである。
くれぐれも、子供から大人まで大勢の読者が、正しい言葉と信じて読む記事なのだから、正しい言葉遣いに集中して欲しいものである。
以上
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