今日の躓き石 毎日新聞の締まりのない失言連鎖
2016/06/13
今日の題材は、休刊明けの6月13日毎日新聞夕刊大阪3版スポーツ欄である。
都市対抗北海道予選の戦評記事だから、北海道担当の地方記者の書き飛ばしかもしれないが、現に載っているのは全国紙面だから、過去の事例と同様に、不都合は不都合と指摘しなければならない。
それが、当ブログの大方針なので、気ままに見過ごせないのが、当方のつらいところである。誰だって、書き飽きたあらさがしの記事は書きたくないのだが、天下の毎日新聞紙面にある話だから、ダメな言葉遣いは、だめだというしかないのである。
今回の題材は、記事の地の部分だから、当の選手の談話ではないと思う。当人は、社会人10年目、普段は社員として勤務しているから、当の一流企業でちゃんとした社員教育を受けているはずであり、こんなつまらない放言は、「絶対」にしないはずだ、これは、新聞社の不手際だ、と思うしかないのである。
とはいうものの、現実は現実で、「絶対」は言えないのである。何にしろ、社会人野球の一流チームのエースである以上、何試合に一回は、先発で試合を任されるのであり、戦う相手も一流チームとなれば、絶対負けない、などといえないはずである。大事な試合ほど強い相手なのだから、意に反して負けることだってあるはずである。大事な試合で負けるたびに、負けた相手に敵愾心を燃やして、「仕返ししてやる」、「血祭だ」などと血なまぐさい言葉を吐くのは、当人の経歴に汚点を残すし、後輩に対してもつまらない指導になるのではないか。それとも、当のチームは、負けるたびに仕返しすることを本分としているのだろうか。いらぬ詮索までされそうである。
個人の意見は、個人の自由だから、「リベンジ」の思いを個人的に燃やしてもいいかも知れないが、チームを巻き込んだ発言、後輩を縛る発言は、慎んでもらいたいものである。
それにしても、毎日新聞が、そんな騒動を書き立てるような、つまらない記事を掲載しなければいいと思うのである。なんとか、全国紙としての見識で、よろしく自制して貰いたいものである。記者個人の賞罰に及ぼして欲しくはないのである。
以上
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