今日の躓き石 毎日新聞の「アッパー」愛好?
2016/06/16
今回の題材は、一日遅れで、6/15付けの毎日新聞朝刊大阪第13版のスポーツ面である。色々忙しくて書き漏らしたのだが、担当記者から、読んで気づいたはずなのに無視されたと不満があると困るので、ここに書き残すことにする。
最近珍しい「完封リレー」で、「セットアッパー」だったピッチャーが「抑え」に回ったと言うが、できの悪いカタカナ語が出て来る不具合なのだが、「抑えにまわった」と言えば、それまでは別の担当だったのが明確だから、「抑え」≡「クローザー」という定義が明解である以上、不適当な言葉を持ち出した上に字数の浪費である。
それにしても、NPB(日本野球機構)という団体は、自身が主管しているプロ野球の用語整備という点で、まことに不用意で、近年のように、7,8,9回、それぞれに専任投手を当てはめるのが常道化したのに気づいたなら、スポーツマスコミが、勝手に、いい加減なカタカナ語を発明して汚染を拡散する前に、先手を打って、よく考えた用語を提示すれば良いのである。せめて、八回担当の呼び方は、ちゃんと指導して、悪習を廃して欲しいものである。
巨額の収入を得ている企業群の寄り合い団体なのだから、もう少し、この辺に積極的になってほしいものだし、全国紙から、もっとましな用語を提案しても良さそうなものである。毎度言っているが、子供達が、けったいなカタカナ語を英語と思い込んで育つことのないようにして欲しいものである。
ということで、別に担当記者を個人攻撃しているのではないので、前向きに理解頂きたいものである。
以上
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