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2016年6月19日 (日)

今日の躓き石 「意地」(だけ?)で挑む都市対抗?

                               2016/06/19
 今日の題材は、宅配購読している毎日新聞朝刊大阪第13版のスポーツ欄である。都市対抗野球ネタである。別に、毎日題材を提供してくれなくても良いのだが、連投となった。

 九州代表チームの就任初年度の監督が、6年前に決勝で負けた西関東代表との対戦を、6年ぶりの「リベンジ」と位置づけて、九州代表の「意地を見せる」と壮語しているのである。「リベンジ」=「リチャレンジ」の言い換えをご存じないらしい。

 ここまで言い切ってしまうと、選手たちも、心技体を整えて、ひたすら最善を尽くす試合がしにくいと思うのだが、とにかく、3年連続初戦敗退して地元の期待を裏切った悔しさを糧に、相手が迷惑だろうと、しゃにむに けんかをしかけて血祭りに上げる姿勢である。

 しかし、実際に、意地を見せるための戦略として監督談話で語られているのは、「足を絡めながらの攻撃的な野球」でしかないのは、どうしたものか。素人の意見だが、どんなチームでも、攻撃するときは攻撃的な野球をするものであり、余程でなければ、盗塁など足を絡めた攻撃が常識ではないだろうか。無策の策、勝ちたいという思いの強い方が勝つ、なのだろうか。

 本日のスポーツ面で、各チームは、当然、初戦敗退したくないから、色々言葉遣いを工夫して、チームの闘志を掻き立てている監督談話であるが、同様の趣旨で「やり返す」などとわめいているのは一例だけである。

 因みに、昨年の王者は、初戦の相手を「相性の悪い」(実力は遜色ないが、不思議に負けてしまう)相手と見て、王者ぶらずに(ディフェンディングチャンピオンとしての自信を自信を持ちつつ、油断せずに)チャレンジ「精神でぶつかりたい」と謙虚である。
 昨年は、二年連続初戦敗退のあとの栄冠獲得であったらしいが、闘志やプライドを煽り立てないのが一流の風格だと思う。そして、王者でも、負けるときは負けるというのが勝負の世界ではないだろうか。

 さて、仇討ち、仕返し、血祭り、といった粗暴な響きの言葉を言い立てて、とにかく、どんな勝ち方でも勝てば良いと言っている感のあるチームの成り行きは、野次馬として見れば面白いのかも知れない。

 やっと記事の主題に辿り着いたのだが、こうした不穏な言葉遣いをたしなめもせずに丸写しし、こうした不穏な考えの伝搬に手を貸している毎日新聞の報道姿勢は、大変残念なものである。

以上

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