今日の躓き石 廃れない言葉のボギー-ゴルフ界
2016/10/07
今回は、毎日新聞大阪第13版のスポーツ面、そして、またもや、ゴルフ界の悪習のネタである。
まだ、初日、つまり木曜日の結果なので、41歳のプレーヤーの初トップを軽く流して紙面にすると言うだけで、手抜きしたのだろうが、末尾にトップを取ったプレーヤーの談話がだらだら引用されていて、その中に、「パターがよく入ってくれた」と悪い言葉がそのまま書かれている。
確かに、当人がしゃべったとおりなのだから、悪い言葉遣いは、担当記者のせいではないのだが、そうした周知の悪い言葉遣いをたしなめもせず、そのまま書き立てるのは、いわば、さらし者扱いであって、後々までの笑いものにしようとは、(悪く受け取れば)陰険である。
後世に残るのは、プレーヤーと発言だけで、記者のことは伝わらないから、担当記者には、痛くも痒くもないのだろうが、報道される当人達にしてみれば、たまったものではないのである。
どうか、「パターが入る」「ドライバーが飛ぶ」「アイアンが曲がる」など、業界の悪習となっている悪い言葉遣いは、いくら、古くからの伝統でも、間違った言い方なので、後世に持ち越さずに、レジェンドの消え去るままに道連れにしてもらいたいものである。
この辺りの見識は、言葉のプロである全国紙記者が、不慣れなプレーヤーに伝えて欲しいものである。
以上
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