« 毎日新聞 「歴史の鍵穴」 懲りない地図妄想 2 | トップページ | 今日の躓き石 サッカーにおける身体能力とフィジカルの違い »

2016年11月 1日 (火)

今日の躓き石 日本人は「リベンジ」教徒か~ボクシング篇

                            2016/11/01
 今回の題材は、毎日新聞夕刊3版スポーツ面のボクシング記事である。

 今年4月に負けて12回目の防衛に失敗した元チャンピオンが、負けた相手と大みそかに再試合するという発表の記者会見に対する外国人記者の質問が契機であるが、その外国人(欧米人かアジア人なのか不明なのだが)が日本語で質問したすれば、そのまま受け取れるのだが、通訳のせい(誤訳)かもしれないことを断っておく。

 ともかく、質問が、再戦を「リベンジ」、つまり、血なまぐさい復讐戦と例えていたのに対して、その言葉で返さずに、「借りを返す」と言い換えて復讐談義を回避したことで、無難に収まったかと思ったが、その場の回答かどうか不明だが、「リベンジすることだけを考えてやりたい」と言い直していて、王者は、内心「リベンジ」と「借りを返す」が同義語になっている(単なる思い違いであれば、幸いである)ものと見える。

 結果として、見出しにも起用されている「借りを返す」と言う柔らかいことばが、真意として血なまぐさい「リベンジ」の意味となり、たとえ個人的な意見にしても、「日本人は、(宗教による復讐の戒めがないから)みんな、やられたことに「とことん」復讐して仕返しをしないと気が済まない」と主張したことになり、それは、日本人としてご勘弁頂きたいのである。

 毎度思うのだが、全国紙の記者ともあろう者が、どうして、たちの悪い言葉遣いの普及に手を貸すのだろうかと歎くのである。
 これでは、「リベンジ」と言うことば、そのものを使わなくても、その志が拡散することになるのである。

以上

« 毎日新聞 「歴史の鍵穴」 懲りない地図妄想 2 | トップページ | 今日の躓き石 サッカーにおける身体能力とフィジカルの違い »

今日の躓き石」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今日の躓き石 日本人は「リベンジ」教徒か~ボクシング篇:

« 毎日新聞 「歴史の鍵穴」 懲りない地図妄想 2 | トップページ | 今日の躓き石 サッカーにおける身体能力とフィジカルの違い »

お気に入ったらブログランキングに投票してください


いいと思ったら ブログ村に投票してください

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ