今日の躓き石 心地よい「セットアップ」 米国便り
2016/12/01
本日は、なかなか書けない褒め記事である。
毎日新聞朝刊大阪13版のスポーツ面に、MLBで活躍している上原浩治投手の所感が、(不定期)連載コラム「浩治印」として掲載されている。
今回は、時節柄、今年は素晴らしいクローザー、セットアップがFA(フリーエージェント)になっているので、自分の行き先は遅くなるかも知れないと枕をひいてから、本題に入っている。
一流選手にふさわしい見識だと思うのは、日本国内のスポーツ紙や民放の実況などで常習となっている「セットアッパ」という詰まらない言葉が出ていないことである。
まあ、言葉の選び方のいい人を模範にすべきと言いたいところだが、スポーツ紙や民放では、具合の悪い言葉を捻り出しては蔓延させる傾向にあるので、感心しない言葉は絶滅するどころか、使用量が減ることもないのだろうな、と言わざるを得ない。
当ブログ記事筆者の方針を確認すると、NHKは、公共放送としての立場から、詰まらない言葉を使わない、広げない、子供に教えない、と言うしっかりした方針があるようなので、そこから取りこぼされたときに指摘するのであり、その他のメディアは、きりがないので触れていないだけで、別に黙認しているわけではない。
上に引き合いに出された方達は、その道で稼がせてもらっているのだから、シーズンオフの仕事の立て込んでいないときに、少しでも、御自分の脳内の辞書から具合の悪い言葉を外していってほしいものである。
以上
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