今日の躓き石 NHKBS-1の罪深い軽薄コメント「オールラウンダー」
2017/05/29
今回の題材は、NHKBS-1の「応援!日本スポーツ NHK杯体操男子」なる番組である。
全体として、軽薄なコメントを避けた、味合うべき好番組なのだが、大変困ったことに、そのような正しかるべきNHKBSの体操のコメントに、できの悪い「カタカナ言葉」が時として飛び出すのである。実況放送ではないので、編集で排除できると思うのだが、そのまま流しているのである。
「オールラウンダー」など、英語などではない愚劣なカタカナ言葉であり、愚劣なカタカナ言葉は、NHKBSが使うべき言葉ではない。
そもそも、6種目ある体操種目全体に亘って、国内最上位を占めようかという高得点を取る選手に対して、「器用なだけの何でも屋」というのは、大変な侮辱だと思うのである。
もしこのカタカナ語がアメリカ「英語」起源としても、せいぜい、口から出任せのスポーツジャーナリズムの産物であって、中学生でも知っている文法を外していて、英語としてお手本にしてはならないものと思うのである。
また、元々は、アメリカのプロスポーツで、力も技もスピードも、と言うような普通両立しない特徴を、得意分野以外も、下手なりに併せ持っていることを言うのだろうが、言うならば、身体がデカいのに、動きが素早いなどのように、......にしては、と言う感じではないかと思うのである。
いや、これは、一介の素人の意見だから、大した物ではないのだが、いずれにしても、今回やり玉に挙げられた体操選手のように6種目全部で上位というような、超絶的な技術に使うべき言葉ではないと思う。
と言うことで、この言葉は、NHK推奨のコメント用語として広まるのである。NHKBSが、軽薄で思いつきの出任せコメントを電波に乗せるようだと、誰が、言葉の護り人なのかとか、受信料返せとか言いたくなるのである。
以上