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2017年9月27日 (水)

今日の躓き石 無慈悲な四字略語「犯給制度」

                             2017/09/27
 今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊第13版、オピニオン面の「記者の目」で、そのタイトルに、一瞬憤然としたものだが、よく考えるまでもなく、これは、毎日新聞の造語ではないので、このような無慈悲な言葉が三十六年間にわたり跋扈していたのは、毎日新聞の責任ではない。

犯給制度 肉親犯罪の遺児を救済

 よく考えてほしいのだが、「犯給制度」というのは、もともとの言葉の本質と言うか大事な部分をを捨てて略語にしている。言わば、不出来極まる造語であり、一国民として、一日も早く改善されることを望むものである。

 つまり、略語の構成文字として意味のない「制度」に二文字を費やし、一方、事の本質を示す「被害」が抜け落ちている。悪意で取ると、犯罪に給付するという趣旨なのかと思うのである。それとも、このような制度名称は、略語の字面で趣旨を誤解しても良いという意図なのだろうか。

 私見では、「犯被給制」とした方がだいぶましである。意味がわからないが、少なくとも、「被害」の「被」が光っていると自賛する。

 それより肝心なのは、なぜ、制度略称を漢字四文字に限定するのかということである。太古以来の官僚制度で、四文字略語とする伝統があるのであれば、この際、陋習を廃して、せめて六文字に改訂すべきだろう。

 そういう意味で、天下の毎日新聞が、「犯給制度」と言う名付けに対して、特に異論を唱えていないように見えるのは、何とももったいない話である。
 官僚が言葉に無神経でも、新聞は、十分以上に神経を使って欲しいのである。

以上

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