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2018年2月 3日 (土)

私の意見 英雄たちの選択 ニッポン 古代人のこころと文明に迫る 15/17

私の見立て★★☆☆☆  2018/1/3   2018/02/03記

*新たな時代の改革者 蘇我氏遺訓
※見当違いの比喩
 当特番は、蘇我氏については、大分適確と思われる評価を伝えていた

 それにしても、権威者が、文書行政という古代国家の骨格を、インターネットに例えたのは大外れである。「インターネット」は、情報収集の場であって、道路網のようなものである。インターネット自体は、何もしてくれないし、有用な作業ツールでもない。
 次に出て来る「グーグル」は、おそらく検索中心の機能を目指すのだろうが、大事なのは、「フェイク」と真実を見分けて、有効な新知識を自分の思考の糧とすることであって、検索手段などではない事は言うまでもない。

 凡そ、専門家に求められるのは、深い学識であり、自分で良く理解できていない生かじりの比喩を持ち出すのは、専門外分野について混乱した脳内を露呈している。自分の持ち分の中で語るべきである。

※先駆者の偉業 「普通」の意義
 思うに、蘇我氏が導入した文書行政は、文字コードのUniCodeになぞらえるべきものだろう。土地ごとの言葉の違い、あるいは、身分や職能ごとの言葉の違いを融合できる共通基盤を提示したものと思う。話し言葉は分かれていても、書き言葉、そして、計数管理を、普通(広く通ずる)、つまり、普遍的にしたと思うのである。
 素人考えだが、文書記録に残っていなくても、そのような堅固な基礎が普通のものになってあって、始めて、八世紀型の統一政権が成立したと思うのである。

 集団内に読み書き算術者が多数いて、経理部門や戸籍簿作成、管理の書類作成部門があり、各工作部門の資材管理、納期管理部門があり、と、後世の産業的な組織が成立していたものであろう。
 蘇我氏が駆使していたのは、「スキル」、つまり、個人の技能の結集であり、それこそ、五年、十年の周到な訓練を経て始めて継承できるのである。読み書き算術の教育訓練のために、私学、私塾を運用していたのであろう。
 全て、勝手な推測である。

※文書国家の創世
 文書行政は紙行政であるから、組織内には、自製化した事務用紙が大量に出回っていて、遠隔地の出先が一片の紙で指示されて動作する先進性を有していたと思う。
 そのため、遠隔地と私的な(つまり、当時の中和政権の物ではない)文書便を運用していたと思う。そのような運用に必要な通貨も、何らかの方針で運用していたものと勝手に思うのである。
 組織の中核には、日々の活動を記録し、定期的に業務報告を奏上していた史官がいたと勝手に思う。書紀に上げられている史書は、蘇我氏の史官記録であったと勝手に思う。

 終始、勝手な言い方で言うと、蘇我氏は、れっきとした「古代国家」であり、実質的に八世紀型の広域政権だったのである。中和勢力は、蘇我氏と並び立つにしろ、国家の要件を他者に委ねている未熟な政権であり、時に提起されるような成熟した中央政権ではなかったようである。

                     未完

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