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2018年2月 3日 (土)

私の意見 英雄たちの選択 ニッポン 古代人のこころと文明に迫る 6/17

私の見立て★★☆☆☆  2018/1/3   2018/02/03記

※更なる神がかり
 そこから司会は、時折示す神がかりを駆使して、ブツブツ呪文の後、「シンボル社会」など意味不明の発言であるが、このたびも意味不明の塊である。古代にそんな概念はなかったから、無意味な自己満足ではないか。

 続いて喚いている、甲骨の亀裂から啓示を読み取る儀礼は、簡単に体系化できるものではない。殷墟の甲骨遺物は、無数の文字を読み取ったと示し、神がかりではない。一種理詰めなのである。実見したらいかがかと思う。

 鉄素材を輸入したと言うが、どうやって、輸入代金を支払ったかの示唆も無い。奪い取ったというのだろうか。

※戦争の創造
 続いて、鳥取で出土した殺傷人骨が語られているが、同時代遺物との確認はされていないのではないか。また、武器は鉄に限らない。銅鏃も出土していたという、程度の認識である。
 水利争いなどで、周辺集落と起こしがちな諍いを仲裁するために、各地に氏神があった。地区ごとの力関係を確かめるために、祭りで力比べしたはずである。

 古代における「戦争」が語られるが、戦争は国家間の紛糾を解決する正当な手段であり、国家がなければ、それは私闘、あるいは、野盗の不法な襲撃であって、戦争と正当化することは許されない。おつむのねじを締め直して欲しいものである。

※幻の略奪者
 ということで、大量殺傷は、遠距離の外部から侵入した外来者の仕業と見るとして、稲作振興で富・財産が貯蔵されると言っても、互いに犠牲の出る掠奪で勝ったあげく、一年分の米俵を地の果てまで担いで帰るのは、戯画ではないか。掠奪行の間、兵士達は精一杯食べるのである。戦果で報いる必要もある。
 また、そんな掠奪行は毎回成功するわけはないし、互いに多数死傷する。奪われた側は長年にわたって、収穫不足に苦しみ再掠奪できない。総じて言うと、掠奪行は、持続できないのである。

※困ったときの神がかり
 またもや、司会者は、環濠集落が、内外隔絶をもたらし、外のものが内のものを情け容赦なく殺戮したという。
 しかし、そうした「文化」が、つまり、そのような思考が、どこからやって来て、どのように引き継がれたか語っていない。少なくとも、江戸時代以降、そのような掠奪専業者は出ていない。番組の本旨にどう関係するのか。それとも、司会者は、盗みや殺戮が、古代以来受け継いできた、われわれ固有の文化というのだろうか。
                     未完

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