今日の躓き石 毎日新聞スポーツ面の汚点 「リベンジ」楽しむ大見出し
2018/02/24
本日の題材は、毎日新聞大阪夕刊第三版、スノボパラレル大回転の報道である。
「リベンジ」を「楽しむ」とは、未曾有の破廉恥さであるが、当の選手の言葉ではなく、担当記者の暴走のようである。「過去の競技人生の中でも最大級」などと、無意味な絶叫言葉を並べているが、一競技の一選手の大した実績もないキャリアのわずか四年ほどの一コマで、何が最大級だろうと、読者の知ったことではない。飛んだ恥かき言葉であるが、それをわざわざ報道するのが悪いのである。
記事では、自信を持って臨んだワールドカップ連戦で負け続けた「悔しさと怒り」が、乱暴な言葉となり、血なまぐさい見出しを書かせたのだろうが、毎日新聞の署名記事でお目にかかるとは、何ともお粗末な「報道」である。
全国紙の報道に求められるのは、選手のひたむきな姿を読者に伝えることであり、仮に、身勝手で筋違いな八つ当たりに耽っていても、それをことさら伝えて貰いたくはないのである。
折角のオリンピック報道が血塗られていては、宅配紙を返品したくなるのである。
以上
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