今日の躓き石 「精神状態」を問われるW杯代表監督の悲嘆
2018/06/21
今回の題材は、やや旧聞になってしまったが、サッカーW杯コロンビア戦実況放送番組の冒頭に放送された監督インタビューの冒頭の質問である。
実見したのは、BS1での再放送であるが、質問を発したのは、公共放送NHKのアナウンサーである。もちろん、試合の結果は知らない時点である。
実見したのは、BS1での再放送であるが、質問を発したのは、公共放送NHKのアナウンサーである。もちろん、試合の結果は知らない時点である。
それにしても、聞くに事欠いて「精神状態」はどうかと問い掛けられた監督は、内心、間違いなく激怒であったと思う。
「おまえ、気は確かか?」とは、とんでもない卑劣な質問である。
インタビューアーは、研ぎ澄ました問いかけとでも思ったのだろうか。この時点で、監督は、どんな精神状態だと思って聞いたのだろうか。
代表監督は、国民、つまり、カメラの向こうの視聴者に直面しているから、この愚問に相手しないといけないのだが、どう言えというのか。
これが、NHK最高の人材の最善の質問とは、信じられない。
「おまえ、気は確かか?」とは、とんでもない卑劣な質問である。
インタビューアーは、研ぎ澄ました問いかけとでも思ったのだろうか。この時点で、監督は、どんな精神状態だと思って聞いたのだろうか。
代表監督は、国民、つまり、カメラの向こうの視聴者に直面しているから、この愚問に相手しないといけないのだが、どう言えというのか。
これが、NHK最高の人材の最善の質問とは、信じられない。
当方が質問されたのであれば、直ちにカメラを止めて、質問が無礼だと指摘して、インタビューを没にするところである。
大体が、せいぜい、大敵を前に闘志は湧いてきましたか、とでも聞くものだろう。これに対しては、湧いていますとしか答えようがないので、聞くだけ無駄というものである。
良くある質問だが、試合の前にどんな心境ですかと問われても、返事のしようがないのである。まさか、勝てると確信していると言わせたかったのだろうか。
つくづく思うに、こんな直前インタビューなど、意味がないからやめたらどうだろうか。
それにしても、代表監督とは、大敵に直面する勇気を組み立てている大事なときに、背後からの石つぶてに耐えねばならないものなのだろうか。
以上
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