今日の躓き石 杉内投手最後の消し難い汚点 「同級生」と毎日新聞の悪乗り
2018/09/13
今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊第13版スポーツ面の記事である。いや、長く健闘してきた名投手の引退記者会見にこのような批判を寄せるのは、恥ずかしいのだが、言うべき事は言うことにした。
いや、別に目新しいことではなくて、一流の選手は、一流の言葉遣いをしなければにならないということを言っているだけである。「同級生」とは、小、中、高校で同じ学級に属していた仲間を言う言葉であり、同学年、同期入社という意味に誤用されているが、誤用は誤用である。言うならば、正しい言葉遣いを知らないものの恥知らずな言い方でしかない。誤用を撲滅するには、そんな言葉遣いをしないことである。なのに、杉内投手は、誤用を言いふらして、子供達まで、道連れにしているのである。
当人が正しい理解をしている証拠に、「後輩」と言って「下級生」とは言わないのである。まことに、このように恥さらしな談話が、全メディアに記録されるというのは、もったいないことである。
ということで、談話の内容を書き換えるわけにはいかないとは言え、誤用を注釈無しに報道するのは、天下の毎日新聞として、情けないと思うのである。事実を事実として報道するのは、最低の報道であって、このような場合、「同級生」と引用しないのが、当人の未来のために正しい報道だと思う。
もっとも、続くコラムで、毎日新聞自身の言葉として「同級生」と書き立てているから、これは、毎日新聞の標準用語になったのかとも思うのだが、そのような発表は聞いていないので、毎日新聞としては、誤用としているものと思う。
そうそう、ここで、三流の言葉遣いで「野球人生」などと大げさに言っているが、これは、狭い、閉ざされたプロ野球界独特の誤用であり、普通の言葉遣いでは、さすがに毎日新聞がすかさず訂正しているように「17年のプロ生活」と言うべきである。これからの「人生」の参考にして頂ければ、幸いである。
つまり、校閲の疎漏、手落ち、手抜かりということかと思う。しっかり、給料分の仕事をしてほしいものである。諸氏の給料は、口座に振り込まれているが、その水源の一滴は、当ブログ筆者の支払ったものである。微少であるが、ゼロではないことをご留意頂きたい。
そうそう、ここで、三流の言葉遣いで「野球人生」などと大げさに言っているが、これは、狭い、閉ざされたプロ野球界独特の誤用であり、普通の言葉遣いでは、さすがに毎日新聞がすかさず訂正しているように「17年のプロ生活」と言うべきである。これからの「人生」の参考にして頂ければ、幸いである。
つまり、校閲の疎漏、手落ち、手抜かりということかと思う。しっかり、給料分の仕事をしてほしいものである。諸氏の給料は、口座に振り込まれているが、その水源の一滴は、当ブログ筆者の支払ったものである。微少であるが、ゼロではないことをご留意頂きたい。
以上
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