今日の躓き石 NHKBS-1の的外れ暴言 大谷のリベンジ
2018/10/01
本日の題材は、NHKBS-1のMLB番組である。
それにしても、MLBは、完全に英語の世界である。いい加減なカタカナ語は、通用しないはずである。
そこで、ナレーターが、大谷選手がバーランダー投手からホームランを放ったのを「リベンジを果たした」と言い放ったのは、情けないと思った。
大谷選手当人は、これで借りを返したとすら思わず、まして、敵を血祭りに上げたとは思っていないはずである。そんなことを言ったら、ひどい報復を受けかねないのである。合衆国大統領を嘘つきだと言ったイチローとは違うのである。
加えて、打者は七割凡退するから、いくらリベンジしたくても、手が回らないのである。まして、対戦する投手は、数え切れないくらい多い。一々恨んではいられないはずである。
そんな当人が思ってもいない野蛮な言い方を、野次馬根性で持ち出すのは、両選手の顔に泥を塗ったものである。ナレーター失格である。
NHKは、いつになったら、問題用語を一掃できるのだろうか。さしあたっては、カタカナ語が口癖になっていて、暴言をやめられない悪い奴を追い出すことになるのかと、危惧するのである。
いや、こう連日いやな言葉を聞かされると、気が滅入るのである。
以上
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