今日の躓き石 毎日新聞スポーツ面の「同級生」誤用汚染
2019/04/07
本日の題材は、いつもお世話になる毎日新聞大阪13版スポーツ面である。全国紙といえども、スポーツ面は、俗用、誤用の嵐の中で報道しているから、業界用語の悪習に染まらないのには、大変な努力がいるものと思うのだが、そこで、「言葉の護り人」として踏ん張るか、悪乗りして悪習に染まるか、全国紙の見識を問われるところだと思うのである。
と言うことで、今回、選手の勘違い、言い間違いに悪乗りして、地に墜ちているのは、感心しないとしか言いようがない。それしても、「日本で一番頼りになる同級生」とは、何ともつまらないことを言ったものである。本当の同級生なら、日本中探す必要もないし、同学年というなら、一球団の一選手の存在すら知らないものが大半である。重ね重ねつまらないことを言ったものを報道する記者も、頭のねじが緩んでいるのかと疑いたくなる。全部で26ページある毎日新聞も、この一撃で「墜ちたもの」だと評されるのである。
それにしても、球団広報は、選手の乱れた言葉遣いをそのまま世に出して、球団の品格を損なうのをなぜ止めないのだろうか。野球が強ければ後はどうでもいいということは無いだろうに。
ここで不満なのは「同級生」という言葉の「誤用」に何の反省も無いということである。日本語で同級生と言えば、学校の同じ学級で学んだということであるが、広島県には、同学年のことを同級生という方言でもあるのだろうかと、首を傾げる。それなら、方言とわかるように書くべきである。そうしないと、こどもたちが毎日新聞の真似をするからである。
そうしたところで、良識を示してくれないのなら、全国紙を宅配講読する意義が無いのである。意義が無いなら、後は、全国紙の滅びるのを止める要素が一つ減るのである。
以上、一介の宅配読者であるから、別に、天下の毎日新聞の記者の意識を変えさせる力は無いかも知れないが、言わないではいられないのである。
以上
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