« 新・私の本棚 榎一雄著作集 第八巻 邪馬台国 御覧所収魏志  5/5 | トップページ | 今日の躓き石 将棋界の「オールラウンドプレーヤー」について »

2019年7月14日 (日)

今日の躓き石 絶えないアマ球界の恥さらしな発言報道 毎日新聞の都市対抗野球報道に疑問

                                2019/07/14

 今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊13版スポーツ面の第九十回都市対抗野球開幕戦の報道である。輝かしかるべき記事が、泥を塗られているのは、何とも残念である。

 「エースへ一歩 雪辱の白星」の見出しが、既に不出来である。投手は、勝手に試合を一人で背負い込んで、勝った負けたと力む傾向があるが、ここでは、折角の晴れ舞台が、個人の復讐の場に堕している。そして、それを堂々と報道する毎日新聞の姿勢は、大きな疑問を呈している。

 そして、念を押すように、記事のトップに選手自身の「3年前のリベンジ」なる血なまぐさい発言が出て来るから、これは本音だったのだろうが、ここには大きな考え違いがある。全社を挙げて戦っているのは、スポーツマンシップにのっとった潔い勝負ではないのだろうか
 チーム内で、選手に罵声を浴びていたかと懸念されるが、それは、旧時代の因習を思わせる困ったチーム伝統ではないか。但し、この血祭り発言で名が残るのは選手一人と報道した署名記者であって、ここまで追い込んだ指導者たちではない。不公平なものである。

 それにしても、出場チーム全体で、優勝チーム以外は、全て敗退するのである。そうした敗者達が、屈辱と恨みを抱いて、うらめしく復讐を誓うようなことで、広く一般ファンの声援を集められるのだろうか。

 続いて、チームは3年前の試合で、初出場の相手チームに初勝利を献上したと罵倒されているのである。相手チームにしたら、3年前負けてやったから、今回はのしを付けて返すのが当然だ、と言われているようなものである。都市対抗野球では、初出場の相手チームにご祝儀を渡して、後年取り返す習慣があるのだろうか。チームの発言として不明瞭この上ない。

 都市対抗野球は、アマチュア球界の最高峰であり続けている至高の大会であるが、毎日新聞は、自身の主催する大会に、どうして暗雲を投げかけるような忌まわしい報道を掲載するのだろうか。

 因みに、同記事の本文は、同投手が、自身の失敗の原因を探り、投球フォームの改善などで、着実な研鑽を積んだのが、幸運にも今回の好結果巣に繋がったと示しているまだ悪い癖が直っていないと悪口を叩かれつつ、ここで主役となった投手の成長と勝利を示す記事には、それで十分ではないだろうか。それとも、何年か後には、今回斬られ役にとどまった相手チームの血の復讐、リベンジを記事のネタにするのだろうか。永遠に続く血なまぐさい復讐の連鎖なのだろうか。

 つくづく、「悪癖は治らない」(ダイハード)と宣告しているような記事で、首を傾げるのである。

以上

« 新・私の本棚 榎一雄著作集 第八巻 邪馬台国 御覧所収魏志  5/5 | トップページ | 今日の躓き石 将棋界の「オールラウンドプレーヤー」について »

今日の躓き石」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 新・私の本棚 榎一雄著作集 第八巻 邪馬台国 御覧所収魏志  5/5 | トップページ | 今日の躓き石 将棋界の「オールラウンドプレーヤー」について »

お気に入ったらブログランキングに投票してください


いいと思ったら ブログ村に投票してください

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ