今日の躓き石 フレッシュ球宴に毎日新聞の汚れた祝福「リベンジ」
2019/07/12
今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊13版スポーツ面の プロ野球フレッシュ球宴で、昨夏甲子園での「勝負」での「被弾」を奪三振で報復したという絵図にしたかったようであるが、プロ野球は、個人勝負でなく、チームの勝利が目的のはずである。しかも、結果は、ペナントレースではなく、球宴の場での一打席の三振に過ぎない。また、本番では、三打席三振させても、一発打たれたら「負け」のはずである。一打席の三振奪取で狙った目的「復讐」を果たしたとは、つくづく考えが浅いのであるが、まさか、その点を記事にしてさらし者にしたのではないだろう。。
但し、この記事の「リベンジ」は、当人の発言ではなく、記者の創作のようであるが、それにしても、三振を取って「果たした」という以上、当世若者言葉の「も一丁」でなく、オヤジ言葉の「仕返し」の意味のようである。先輩からの教訓のつもりで、あえて「正しい」使い方を示したかも知れないが、意味不明のカタカナ言葉を聞きかじりで使うのは、悪いお手本であり毎日新聞の署名記事とも思えないので、ここに記事にした。
ということで、どうも、この世界的にたちの悪い言葉は、全国紙の深層にしみこんでいるようである。困ったものである。
子供達にババッチイ言葉を遺したいのならともかく、言葉を護る努力を怠らないで欲しいものである。
以上
« 新・私の本棚 番外 倭人伝道里論~参問周旋にとどめさす | トップページ | 新・私の本棚 村山 智浩 コペテン! 邪馬台国 論理と常識の果てに 総評 »
「今日の躓き石」カテゴリの記事
- 今日の躓き石 毎日新聞がこだわる過去の遺物用語「ナイター」の怪(2022.05.24)
- 今日の躓き石 誤解・誤訳の始まり 否定表現の「和英」食い違い(2022.04.25)
- 今日の躓き石 囲碁界の悪弊か、主催紙の混迷か、本因坊の「リベンジ」宣言か(2022.04.05)
- 今日の躓き石 NHKBS1 「トレールランニング」の「リベンジ」蔓延防止 まだ遅くないか、もう遅いか(2022.04.03)
- 今日の躓き石 NHKBS 「ワースト」シーズンの始まりか、改善のシーズンか(2022.04.01)
« 新・私の本棚 番外 倭人伝道里論~参問周旋にとどめさす | トップページ | 新・私の本棚 村山 智浩 コペテン! 邪馬台国 論理と常識の果てに 総評 »
コメント