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2019年8月21日 (水)

今日の躓き石 醜悪な朝日新聞の高校野球報道 履正社「リベンジ」満載の決勝戦下馬評

                        2019/08/21

 今回の題材は、大変珍しく、朝日新聞デジタルの記事であるが、Googleニュースにでかでかと恥をさらしていたので、こちらも、堂々と批判する。

 リベンジ誓う履正社 

 書いた記者は、当然承知のことと思うが、「リベンジ」は、revengeのカタカナ語であり、どの程度、本来の意味を理解しているかは別として、高校球界では「借りを返す」程度の軽い意味で乱用されているようである。その証拠に、履正社が「リベンジ」をかねてから「誓って」いると知られていても、誰も、暴力行為を止めろと止めた様子が無いのは、この言葉が呼び起こす自爆テロと弾圧の血の応酬を意識していないのだろう。

 当方は、キリスト教信者ではないので、責任は持てないが、revengeは、聖書に於いて、神により堅く禁止されているはずである。それを意識していない日本人は、英語インタビューで、軽い気持ちでrevengeを口にして、深刻な顰蹙を買うのである。

 今回は、当記事によって、履正社が、少なくとも野球に於いては、復讐心をかき立てて、最大の心のさえとして戦うという大変野蛮な校風だと言うことが、広く知れ渡ってしまった。誠に気の毒である。それにしても、こうした蛮風を、たとえは、事実であったとしても、全国紙紙面に載せて全国に広げ、未来を担う子供たちがまねするように仕向けるは、不都合極まりないと思うのである。
 そうで無くて、悪習の報道は控えるのが、言葉のプロたる新聞記者では無いのだろうか。それとも、朝日新聞社には、言葉の基準は無いのだろうか。そうだとしたら、なんとも、嘆かわしいのである。

 それにしても、履正社野球部が蛮風にどっぷりつかっていると見受けるのは、スポーツで、一度の勝敗を長く根に持って、仕返しを(誰に?)誓わなければ、日々努力できない点にあるのである。仕返しできなかったら、どうやって、誓いの不達成をわびるのだろうか。坊主頭にでもなるのだろうか。誠に、困ったものである。
 別の学校であるが、以前やられた相手と別の相手に借りを返したと(毎日新聞紙上で)報道されて、とんだ勘違いの恥さらしになっていたのを思い出すが、今回は、負けた学校に復讐するから、履正社にしたら貸し借り勘定は合っているとしても、相手は、別に、悪いことをしたと思っていないから、貸した覚えはとんと無くて、これでは、仕返しが仕返しにならないのである。

 それにしても、今回紙面にまき散らされた汚れた言葉は、その学校の野球部の汚れた蛮風に付いてきているようである。ひょっとして、試合中に、勝ち誇って相手を侮辱するような猿芝居をしているのでは無いかと、人ごとながら気になるのである。

 血祭りの標的になっている星陵髙選手は、「あまり意識はせず自分たちのやるべきことをやって、笑顔で終わりたい」と冷静に話したとされている。もちろん、決勝では勝って優勝したいのにきまっている。お互い一流の選手なら、言わなくてもわかっていることは、言う必要が無いのである。えらい違いである。指導者や保護者たちの誠実な指導が感じ取れる。
 決勝戦では、
履正社も、学校ぐるみの蛮風である忌まわしい血祭りの誓いなど捨てて、ひたすら最善を尽くして勝とうとして欲しいだけである。そうでなければ、ここまでに敗退した幾多の高校チームに対して、大変失礼なのである。勝てばいいというものではないのである。

 そして、肝心の新聞記者は、自分の本分を思い出して、蛮風を美化して広げるのでは無く、後世の記者たちの鑑となる的確な報道を心がかけてもらいたいものである。ネット報道で無く、紙面を好む旧世代としてはそう願うのである。当方の勝手な意見では、新聞記者は聖職なのである。

 同僚たる毎日新聞スポーツ記者にも、批判記事に際していったが、当方は、新聞社経営者ではないし、記者の上司でも無い。別にここまで書いたことに耳を貸さなくても何も無い。世の中、そういうものである。

以上

 

 追記 毎日新聞の紙面を見る限り、履正社は、健全なスポーツ精神の校風であり、朝日新聞に堂々と報道されたような血まみれの「リベンジ」も、血判状もどきの「誓い」も見えない。ひょっとして、当該記事は、主催紙朝日新聞記者の社命をかけた捏造なのだろうか。
  2019/08/21 23時

 

 

 

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