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2019年10月 9日 (水)

今日の躓き石 毎日新聞の虚報 「リベンジ」誓う名選手

                                 2019/10/09

 今回の題材は、毎日新聞大阪朝刊14新版スポーツ面のプロ野球面である。一発退場ものの躓き石で、このような挑戦的な(と見えてしまう)メッセージに対しては、当方としても、何としても応答せざるを得ないのである。

 「山川 リベンジ誓う」と紙面中央にでかでかとあるが、抜群の好選手に、ここまでして悪臭紛々たる「泥」を塗りたくる理由がわからない。いや、紙面は匂いを伝えていないが、言葉の綾である。

 「リベンジ」は、世界に蔓延るテロを想起させるし、日本の球界に漂う「やられたらやり返す」という蕃習としても、日本一を目指す試合に大変不似合いな「誓い」である。大新聞が、堂々と囃し立てる言葉ではないと信じて、ここに非難している。
 山川選手は、
そんなつまらないことに誓いを立てないと意欲を保てないとこの場で非難しているのだろうか。
 復讐の相手は、誰なのだろうか。そんなにポロカスに言われるほど言われるほど卑劣な真似をしたのだろうか。名前を見たくないと感じる。
 球団広報は、大事な選手の顔に泥を塗るようなたちの悪い記事を公開されて、何とも思わないのだろうか。選手を「失言」/「誤報」被害から守るのが、とても大事な仕事ではないのだろうか。
 沢山の疑問が湧いてきて、なんとなく、不快と言うか不機嫌になったので、記事本体には目が行かないのである。大見出しとはそう言う強い影響力を持つものである。もっと、読者の反発を不用意に招かないように、丁寧に最高の言葉を選ぶものではないだろうか。

 毎日新聞は、スポーツ面では報道倫理を適用しないのだろうか。それなら、スポーツ面を別刷りにすべきである。
 あるいは、新聞社としての方針で、スポーツ面などでは、客観報道は二の次なのだろうか。大変困ったことである。

 当方は、一介の定期購読者であるが、全国紙は、子供達の世代に正しい言葉、正しい文化を伝えるもっとも信頼できるものだと信じている。だから、こうして、時間と努力をつぎ込んで、きつく批判しているのである。もっと紙面を大事にして欲しいのである。

以上

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