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2020年1月25日 (土)

今日の躓き石 毎日新聞に蔓延する「リベンジ」感染 選抜出場校に汚名

                             2020/01/25

 本日の題材は、毎日新聞大阪朝刊14版スポーツ面のセンバツ出場校紹介の記事である。

 校名掲示した上で、[次はリベンジ]とは、何とも、寂しいものである。「リベンジ」は、テロに見られる「血の報復」だから、昨年のセンバツで決勝敗退でもした屈辱に対する恨みかと思ったら、何のことはない、昨年夏の選手権大会の二回戦で負けた恨みらしいから場違いである。選抜に選ばれただけで図に乗ったか、大胆な宣言である。

 いや、最近蔓延している再挑戦の意味の誤用かとも思ったが、既に、出場の機会を獲得しているのだから、もはや、次なる[リベンジ]などはないのである。
 いまや、全国で三十二校に選ばれた栄誉が訪れたのだから、薄っぺらな欲は棄て、ひたすらベストを尽くして健闘するだけの筈である。記事のつたなさを言うと、成すべきは[次に]なって始めて何かを見据えるのではなく、まず、初戦をどう戦うかが各校の課題ではないか。

 それにしても、担当記者の貧弱な書きぶりに悲しくなる。この代表校には、他に書くことが無かったようだが、ほんの僅かな記事になってしまっているのは、取材力不足が丸見えである。何とも不出来と見えるが、担当記者の署名はない。

 いうまでもないが、今回掲載された三十二校のうち、三十一校は敗退するのである。各校が、負ける度に恨みに思うとしたら、地方大会までの敗退や選外校も勘定すると、高校野球界には厖大な復讐が蔓延することになるのである。そんな風潮は、高校教育に相応しくないし、スポーツマンのフェアプレー精神にも反する汚点である。言葉の使い間違いだけが問題では無いが、ここで[リベンジ]蔓延に手を貸すと、このような場では、[リベンジ]を口走るのが正しいと見られてしまうのである。

 毎日新聞ほどの全国紙が、そんな悪しき風潮に悪乗りしてどうするのだろうか、記者の良心が疑われるのである。少なくとも、他の三十一校は、そんなつまらないことに、表立って闘争心をかき立ててはいないのである。
 確かに、中には、[フィジカル強化]などと、数字が全てのような意味不明の呪文を唱えて、心技体の充実をを兼ね備えた境地を放棄している情けない例はあるが、少なくとも、わざわざ、きたない言葉は唱えていないのである。
 なぜ、ここだけが、全国紙の紙面で後世に残る無様な失言で恥をかかされるのかと気の毒になる。

 そして、このように「稚拙」に書かれた、血に汚された記事が、堂々と朝刊の紙面に出るということは、毎日新聞社には、校閲の叡知も無ければ、編集部の自制もないのかと思うのである。

 何とも、薄ら寒い冬の朝である。

以上

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