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2020年3月11日 (水)

新・私の本棚 番外 NHKスペシャル よみがえる邪馬台国 全三回 1/5

 番組放送年 1989年 NHKオンデマンドサービス(有料)で視聴可能 2019/01/13  補充 2020/03/11

 私の見立て★★★★☆ 必見             2019/01/13

番組概要

主な出演者 森本哲郎、山田亜樹、高島忠平
番組詳細 吉野ヶ里遺跡の墳丘墓から権力者を埋葬したカメ棺が見つかり、その中から王権の象徴ともいえる銅剣や管玉などが出土した。美しい装飾が施された銅剣や当時の東アジアでは最高級のガラス製の管玉である。これらの出土品の持ち主は誰だったのか。はたして、どこからもたらされたものなのか。専門家たちが銅剣や管玉の成分を分析したり、当時と同じ製法で復元を試みたり、科学的に検証しながら出土品のルーツを探る。
語り:葛西聖司    この動画・静止画の番組放送年 1989年


□概観

 取り敢えず、全体を流し見した感じですが、古代史専門家が、物だけでなく、遺跡の全貌をもとに豊富な知識と見識を語っていて、大変貴重です。

*失われた高い品格
 別項で、近年の番組を批判しましたが、部外者が聞きかじりで、先人の考察を無視して、好き勝手に論じるのが大変不愉快で、当方には当番組の誠実さがありがたいのです。
 最近のNHK番組は俗受け狙いで、古代史屋さんや古代史ファンの素人をかり集め、現代言葉でコメントするバラエティー番組化し、誤解を拡大再生産していると見えます。
 
 ここで見識を披瀝した諸兄の業績は残っていると思われますが、古代史分野では先人の成果を継承しないのでしょうか。

 番組紹介もすでに現代化していて、「当時の東アジアでは最高級」と吹いています。当時「東アジア」などないし、ない世界のすべての品物を比較してこれが最高級と知りうるはずがないのです。この言葉は、当時の人の想いを知ろうとしない現代人の自己満足です。

*大衆迎合の是非
 大衆迎合は、それ自体悪くないのですが、勿体ぶった言葉へのすり替えで古代を見る目をゆがめさせてはならないと思うのです。古代史番組は、現代人が古代人に学ぶものであり、勝手に現代人の浅知恵をぶちまけるべきではないでしょう。何しろ、相手には一切聞こえないのですから。いや、これは、三十年後の番組制作姿勢への批判です。

総評
 肝心の番組内容ですが、昭和末期、平成初頭の番組であり、今日のように、低コストで手軽なドローン空撮でなく、ヘリ、ないしは、軽量飛行機でしょうが、発掘間もない吉野ヶ里遺跡の全景をたっぷり拝見できるのは貴重です。

 また、各種遺物は、堅実な考古学知見で考察されています。

                               総評完

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