今日の躓き石 根深いNHK BSの「リベンジ」汚染 ワースポ+MLBの禁句連発
2020/07/01
今回の題材は、昨日深夜のNHK BS 1のスポーツ番組である。恥ずかしい言葉が二度出たが、男性の声は、当日の解説者の男性であることはわかったが、女性の声は、コメンテーターなのか、ナレーターなのかわからなかった。詳しい台本はないとしても、丁寧な申し合わせをしているはずである。口が滑ったのではないはずである。
この手の恐ろしく厄介な言葉は、野球選手が高校時代以来口癖になっていると言うだけではないようである。
それどころか、アナウンサーらしい担当者、つまり、言葉の最高峰のプロが、とんでもない禁句を平気で聞き流しているという恐ろしい事態に直面するのである。
失言は失言でも、「有効的」とか「同級生」とは、馬鹿馬鹿しさの次元が違うのである。
何が恐ろしいかというと、この調子で、MLBオールスターゲームホームラン競争の出場者インタビューするときに、「おまえ、今回は、リベンジか」と言いそうなのである。別に、当視聴者自身は、NHKに何があっても痛くも痒くもないが、選手の怒りを買って放送事故にならないことを祈るだけである。
これまでも、結構場慣れした記者が、シーズン終盤でタイトル争いしているMLB系選手に、タイトル一つぐらい、友達に譲ったらいいじゃないかと、敗退行為を持ちかけて、選手の激怒を買ったのを知っているからである。記者が男性だったら、カメラの前でもぶっ飛ばされていたかも知れない。これは、スポーツマンシップに対する侮辱発言であるから、罰されて当然と見なされているからである。
ところが、「リベンジ」は、キリスト教などの基盤となっている旧約聖書の教えへの侮辱なのである。そして、世界を揺るがす、テロリストの心情なのである。バカにしてはいけない。
かって、NHKの番組では、言葉遣いの規制が多くて叶わないというぼやきを聞いたことがあるが、もう、小言を言わなくなったのだろうか。そうであれば、報道機関として、着々と衰退の道をたどっていると見えるのである。一介の視聴者が、ここまでしつこく言わないといけないのは、どういうことなのかと歎くのである。
以上
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