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2020年7月 9日 (木)

新・私の本棚 長野 正孝 古代史の謎は「鉄」で解ける 11/11

 『前方後円墳や「倭国大乱」の実像』 PHP新書 2015/10/30

私の見立て ★★☆☆☆ 傷だらけの野心作   2017/12/15 追記公開 2020/07/09

◯もったいない蛇足 承前
 私見では、著者の言葉に倣うと、あちこちで「光るモノ」造作に励んでいると見えるのです。関係者全てが、「予算を配分」し続けて貰うために、つまり、生きるために、無理を承知で、自然に筆を「曲げて」いるのですから、口先できれい事を言っても、そのような事態は何一つ変わらないのです。

 これは、「歴史観」の問題ではないのです。関係官庁の官僚をはじめとして、関係者の家族や出入り業者も含めて、多くの人々の生活がかかっているのです。生存権は、奪ってはならないと思うのです。
 趣旨に共鳴して、手弁当のボランティアも多数いるはずで、その志は、安易に誹れないのです。 

*説得の心構え
 当方の意見の蒸し返しになりますが、著者の新説に対して、意見の近い同志は好意的であっても、論敵は、はなから耳を貸さないので、支持者を増やしたかったら、まだ意見を固めていない人(無党派層)に理解、同意される言い方を工夫しなければならないのではないでしょうか。今のように、呪文を連ねたような乱文では、よほど寛容な人以外は、そもそも受け入れてくれないでしょう。

 理解、同意は、その場のウケでなく、心底考え方を併せてくれることを言うものです。

 手短に言うと、商業出版する著書は、観客と想定した読者に訴える場であって、仮想敵をなじったり揶揄したりしては、観客が興ざめしてぞろぞろと引いてしまいます。もったいない話です。
 一部にウケたとしても、本書のような粗雑な論拠提示と意見表明は、適正な批判を受ければ吹き飛んでしまい、後に残るのは著者に対する不信です。

◯最後に
 読み飛ばした中間部は、著者の渾身の労作と思いますが、冒頭と末尾を抜き読みして、著者の筆力が拙いもので不正確な点が多く、虚勢に終始していると見抜かれては、結局、敬遠されて読んでもらえないのです。
 著者の今後のために、是非とも、未熟な論議をむき出しにばらまくのを避けるように、自戒いただきたいものです。

*「鉄」の正体
 蛇足ですが、「鉄」と簡単に言っても、鋳鉄と鋼の「鉄」は別物であり、掲題は、やや無造作なので、早々に解題すべきでしょう。

*素人書評の弁
 蒸し返しになりますが、以上の批判記事は、論拠を明らかにするためにあえて自明の事情まで言い募ったものですが、何の権威にも基づかない私見であり、この私見は、著者を含めた論者の意見を排斥しようとしている排他的なものではないことをご了解頂きたいのです。

                                以上

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