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2020年10月 1日 (木)

今日の躓き石 NHKGの暴言 再起図るアスリートに「リベンジ」の汚名 訂正あり

                         2020/10/01

 今回の題材は、NHKG、昔風に言うと総合、の夜7時のニュースだから、世の模範となるべきニュース報道のはずである。まさか、ここで、ド汚い言葉をふちまけられるとは思わなかった。世も末である。

 被害者は、長い闘病から再起を図っていて、本人は「ベスト」を目指すとしか言っていない。ところが、NHKにかかると、「リベンジ」を目指したと言うのである。こんな汚い言葉で、やられたからやり返してやると言った野蛮人のように報道されたら、当人に気の毒ではないか。誰にやり返すのかと非難されるのである。

 どうか、もっと、もっと言葉に気をつけて欲しいのである。一流のアスリートは、テロリストではないから、きたない復讐言葉など考えてはいないのである。それを、勝手に決め付けて、事もあろうに全国ニュースで触れ回るのは、公共放送のすることでは無いと思うのである。一度、こんな汚い言葉が出回って、視聴者の意識に残ると、消し難いのである。まして、世間の信用の高いNHKである。受信料を取り立てて、きたない言葉をまき散らすとは、情けない。職業倫理はないのだろうか。「リベンジ」暴言は、放送事故なみに謝罪なり、訂正告知すべきではないか。

 言い方がきついのは、まさかの場でまさかの暴言にであったからである。「制作・著作 NHK」とあるから、暴言で金を盗ったとなじられるのは、NHKである。

追記:8時50分からのBSニュースでは、池江選手自身が、「リベンジ」してやると暴言を吐いたという切り出しになっている。と言う事は、先に書いたのは、勘違いで、当人が不届きなのだろう。ここに訂正する。

 それにしても、かけがえのない公共放送が、当人の世間知らずの暴言を天下に曝して思い知らせるとは、どういうことなのだろう。別の意味で、公共放送の真価を問われると思うのである。舞台裏で、事情を説明してたしなめてやるのが、良心と言うものではないのだろうか。

 こんな陰湿ないじめは、とんでもないと思うのである。

再追記:午後11時50分のBSニュースを録画して聞き直したが、どうも、池江璃花子選手は、瀕死の病床から、「必ずリベンジする」と多分SNSで発言したのだろうが、まあ、誰も、これほどひどい言葉遣いのだらしなさをとがめ立てできなかったのも、人情からして無理は無いと思うが、身辺に誰も、敢えて苦言を呈する友達がいなかったのは、勿体ないことである。こんな時に、いやなことを言えるのは、本当の友達である。(A friend in need is a friend indeed.)
 おかげて、今回、NHKに晒し者にされているのである。本当に、勿体ないことである。多分、今回の報道についても、誰も言うべきことを言わないと思うのである。それにしても、NHKは、無神経である。

以上

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