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2020年10月 4日 (日)

新・私の本棚 遠山 美都男「古代中国の女性観から読み解く」卑弥呼 2/2

古代中国の女性観から読み解く~個人名ではなかった「卑弥呼」が女王とされた理由  歴史読本 2014年7月号

私の見立て ☆☆☆☆☆ 零点 よいこは真似しないように 2020/10/04

卑弥呼は個人名ではない 承前
 卑弥呼は「ひみこ」、あるいは「ひめこ」「ひめみこ」の音を写した[中略]
コメント:出所不明、根拠不明の「ひみこ」談義の言葉遊びは、一種感染症のようで要治療です。「三世紀倭人伝のことばと後世八世紀の「大和」言葉の関連を示す資料はない」と古代言語の権威が、揃って明言しています。

 卑弥呼は「鬼道」[中略]に長じていた[中略]倭国大乱を鎮めるために「鬼道」に長じた女子[中略]に卑弥呼という名があたえられた[中略]
コメント:「霊能力」は意味不明です。倭人伝に無い「妄想」と思われます。倭人伝に無い「倭国大乱」を鎮めるとは妄想です。卑弥呼命名談は妄想羅列で、史料批判のけじめは見えません。自身を史料批判すべきでしょう。

卑弥呼になった二人の女性
 [中略]卑弥呼とは[中略]地位・身分の呼称と考えるべきである。
コメント:思い付きは思い付きとして聞き置きます。「卑弥呼の実名が知らされていない」とは、氏の妄想に過ぎません。中華天子に実名を名乗らないことはあり得ません。

 [中略]結局、卑弥呼に就任した[中略]彼女らはいわゆる倭国王の地位にあったといえるのであろうか。[中略]中国史料による限り、この前後、二世紀から三世紀前半にかけては一貫して男王が擁立されたと伝えられており、なぜここで二代だけ女王があらわれるのかは不審[中略]
コメント:氏は、突然正気に返ったのか、中国史料と言うが、史料名を明らかにしません。男王の国も、正体不明です。不審と言わざるを得ません。根拠不明の妄想連発で逐行批判に疲れたので、以下、概略にとどめます。

 卑弥呼とはこのように男王による権力の継承を祭儀によってサポートした女性の地位を示す[中略]
コメント:時代錯誤で意味不明の「サポート」で読者は混乱します。倭人伝は男弟が女王を佐したが、倒立実像並に女王が男王を佐すとは理解困難です。

 以上、『魏志』倭人伝に対する史料批判をより徹底化するならば、[中略]卑弥呼機関説も十分成り立つものと確信している。
コメント:「より徹底化する」とは何語でしょうか。「説」と言うには、論理的な根拠を、先行論文や原史料の忠実な、正しい意味での史料批判を経て、展開しなければならないのは学問の常識と思います。思い付きに合うように史料解釈を撓めるのは、史料批判ではないと信じるのでここに明記します。

〇まとめ
 以上、氏は、長年醸しだした世界観をもとに滔々と談じていますが、原史料を遠く離れた「他愛もない幻想」(氏の用語)を露呈していると見えます。

 当記事掲載誌は、学術論文誌ではなく、古代史初心者も包含した古代史ファン向けムックと思われますが、古代史ファンは子供だましのホラ話で十分、と見くびられたことになります。けしからん話だと思うのです。

                                以上

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