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2020年12月15日 (火)

今日の躓き石 Windows 10 32ビット版提供中止の波紋 GIZMODO US 誤解による「フェイク・ニュース」

                                             2020/12/15

 今回の題材は、Googleニュースから辿ることのできる「GIZMODO」サイト記事であるが、「フェイク・ニュース」である。

 「ARM PCでx64エミュレートが可能に。まるでRosetta 2みたい」

 記事の報道全体に文句はない。問題は、文中で書き飛ばしている大事件である。素人でも腰を抜かしそうになる「サプライズ」=不意打ちの暴挙である。

 「Windows 10でさえ、バージョン2004で32ビットプログラムのサポートを停止しました。」

 過去形で書いているが、これは、世界的な大事件であり、こんな処に、こっそり書き飛ばす話題ではないのである。そうした事情をまるで認識していないので困るのだが、文字通り解釈すると、同UpDateを導入すると、これまで動作していたWindows 32プログラムが、突然停止することになる。また、32ビット版の開発ツールも、一挙に、無用の長物になるが、すべての開発ツールが64ビットに対応しているわけではない。 原文(Joanna Nelius - Gizmodo US)を確認すると、確かにその通りの意味の英文が書かれていて、誤訳ではないようである。

 一方、さきにあげたマイクロソフトの声明は、長文で多岐に亘っているが、「今後、32ピット版OSは提供しない」と明言しているに過ぎない。報じられているように、64ビット版OSの32ビットプログラムサポートを停止するとまでは書いていない。要は、原文筆者の勘違いなのである。

 当日本文記事は原文に忠実な記事であり、署名者に責任はないと言いたいのだろうが、こうした重大な件については、常識を働かして、最低限の「ファクト・チェック」をして欲しいものである。結局、この記事が広く知られると、マイクロソフトに問い合わせと抗議が殺到しかねないのであり、「フェイク・ニュース」の責任は免れないと思うのである。

以上

 

 

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