今日の躓き石 NHKBSスポーツ放送の堕落~「リベンジ」連呼の醜態
2021/04/23
今回の題材は、NHKBSの番組本体でなく、番組予告の絶叫なのだが、今回は、MLB,バスケと相次いでの失態の「リベンジ」連発で、大変聞き苦しかった。バスケの方は、前々から口汚いのに呆れていたのだが、どんな汚い言葉でも、しょっちゅう口に出せば、世間があきらめると思っているのか、そういう中毒脳になっているのか、今回は立て続けだったので、MLBと束ねて手を上げたのである。
いや、米語の生きた、つまり、汚い言葉を持ち込んで、どこが悪いかと言われそうだが、アメリカは、文明国であり、キリスト教倫理観の国であり、言葉のモラルがあり、言ってはいけない言葉、言うと軽蔑される言葉は、幾つかある。多分、知らないのだろうが、どうか、ガキ言葉を卒業して、大人言葉になって欲しいものである。せめて、全国放送しないで欲しいのである。こどもたちが真似するのである。大人もである。
それにしても、NHKは、広く、漏れなく受信料を取り立てて経営しているのに、一部とは言え、心ある視聴者が強く反発する汚い言葉を、なぜ、(「無くそう」と言いたいのを我慢して、無理難題は言わず、せめて)減らそうとしないのだろうか。放送の品格、基準はないのだろうか。
いや、野球シーズン開幕で、見る機会が増えているMLB番組で、元プロ野球選手が「ナイター」とか「セットアッパー」とか、程度の低いカタカナ語を繰り出しているのは気にしていたが、台本を読んでいるわけではないので、脳内のバツの悪い言葉が出てくることもあるかと思って、聞き流しているのである。多分、毎回反省会をして、再発防止していると信じているのである。
それにしても、NHKBSは、最高峰の言葉が聞ける番組作りをしているのではないだろうか。少なくとも、最高峰のプロスポーツを語る番組では、その場限りの現地実況アナウンサーの真似で、変な、汚い言葉を広げないで欲しいのである。(原語で、revengeと叫んでいるとは思えないのだが)これに比べれば、Golden Grabberなど、ガキのドジ言葉である。
以上
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