今日の躓き石 ラグビー界に「リベンジマッチ」を蔓延させる毎日新聞の報道
2021/04/11
本日の題材は、毎日新聞大阪朝刊14版のスポーツ面、ラグビートップリーグ戦評である。
これまで、野球界にほぼ限定されていた怨念復讐語がラグビー界に蔓延を見せたとも見える「リベンジマッチ」であるが、選手などの談話でなく、記事の地の文であるから、これは、記者が感染爆発を期したもののように見える。
それにしても、ラグビー界は、独特の言い回しを好むようで、「リベンジマッチ」は、「マッチ」と言うだけで、「タイトルマッチ」「リターンマッチ」とは別世界で、昨シーズンに惨敗を喫した、いわば、格下の弱者が、事を「復讐談義」にしているが、普通は、このようなことを「雪辱」とは言わないものである。
いや、これは、見当違いの方向に詰問しているのだろう。書かれているのは、ラグビー界の声でなく、記者が勝手に作り上げた「創作」なのだろう。そうでなければ、ラグビー界に、このような罰当たりな汚い言葉の感染、蔓延が存在していることになり、とても、微力の及ぶところではないのであり、ただ、時の勢いに恐れ入るしかないのである。
それが、毎日新聞記者によって、傲慢な復讐譚に書き換えられてしまったのなら、何とも、気の毒である。知る限り、昨年の大敗の痛みは、「ノーサイド」によって、恨み言の対象ではなくなっていると思うのだが、素人考えは、間違っているのだろうか。
ラグビーの「マッチ」で、報復行為は固く禁じられていると思うのだが、間違っているだろうか。
と言うことで、昨年の敗者は、力不足を恥じて、黙々と鍛錬に励み、今度こそは、何とか勝負にしたいと思っていたと信じたいのである。毎日新聞の報道が、虚報であると主張するのは無謀であるが、それならそれで、なおさら引っこんではいられないのである。
毎日新聞のスポーツ記者は、書いて出すだけで、紙面を飾る特権を持っているのに、大事な「ものの理屈」を学ぶことはないのだろうか。勿体ないことである。
以上
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