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2021年7月14日 (水)

今日の躓き石 NHK BSで蔓延する用語の乱れ 「将棋倒し」「コロナ」

                         2021/07/14

*ささやかな、軽率な、言い間違い
 今日の題材は、NHK BSの「ワールドニュース」であるが、海外ニュースの語りで「将棋倒し」には恐れ入った。

 国内ニュースの報道ですら、将棋連盟の懇望で、「将棋倒し」は廃語になったはずである。もちろん、現に将棋駒を立てて、「将棋倒し」して遊んでいるのは、その通り報道するしかないのだが、(人出で大勢が倒れて死傷者が出たような場合)災害報道で、「将棋倒し」は、是非とも勘弁して欲しいとの公式要請があって、各報道機関は納得したはずである。

 今回は、海外ニュースの枠なので、現地に「将棋倒し」遊びはないから、無神経な場違いである。このような無頓着な問題発言が、BS番組の語りに出てしまうと言うことは、NHKもたるんでいるとしか思えない。

*悪用放置の事例
 それはそれとして、とてつもなく大きな問題に素人が口を挟むのは「越権」として控えていたのだが、長らく、誰も表立って発言していないようなので、素朴な意見を述べておく。
 言うまでもないと思うが、「コロナ」は、トヨタ自動車の主力車種の愛称であり、つまり「商標」なのである。不都合であることの説明は、不要である。
 NHKは「商標」を放送で使わない禁制があった(今でもあるはず)と思うのだが、トヨタ自動車は、爾来、主力車種名をCOVIT-19の「愛称」に転用されているのである。いや、もちろん、NHKだけの手違い、間違いではない。今や、この国では、「コロナ」は邪悪なものとなっているのである。これは、迷惑などで片付くものではない。

 比較的早い段階で、WHOがCOVIT-19と「命名」したので、世界的には、商標権抵触が懸念される俗称「コロナ」は終熄したのだが、日本は別の動きに固執しているのは、奇異である。

 このような基本的な不都合に対して、何の説明もないから、今後とも不都合な事態の是正はされてないのだろうが、当事者たるトヨタ自動車は、自社商標を踏みにじられて、なぜ厳重に抗議せずに済ましているのだろうか。誠に不可解である。既に、「コロナ」は、商標として無効になっているように思うのである。
 いや、被害は発生して取り返しがつかないから、何を言っても手遅れであり、この先は、被害は発生しないという意味である。
 素人目には、重大な事件だと思うのだが、どうなっているのだろうか。

以上

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