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2021年7月19日 (月)

新・私の本棚 番外 NHK 英雄たちの選択 「古代人のこころを発掘せよ!!」 1/3

私の見立て ★★☆☆☆ 「フェイク」蔓延の予兆 2021/07/19

*NHK番組案内
[BSプレミアム] 2021年07月18日 午前11:58 ~ 午後1:57 (119分) (参考:NHKオンデマンドで配信中)
 私たちの遠い先祖たちは、何を考え、どう生きたのか?縄文・弥生・古墳、3つの時代をめぐり、最新の発掘や研究成果から“古代人のこころ”に迫る2時間スペシャル!
 出演者ほか 【司会】磯田道史,杉浦友紀,【出演】松木武彦,荒俣宏,いとうせいこう,中野信子,【語り】松重豊

 詳細:個性的でミステリアスな姿が大人気の「土偶」。その顔の表現の変遷から縄文人のどんな心理が読み取れるのか?弥生時代の「テクノポリス」と驚きの「海洋経済ネットワーク」とは?カラフルな幾何学模様で埋め尽くされた「装飾古墳」には、人々のどんな心情が投影されているのか?縄文・弥生・古墳、3つの時代をディープに掘り下げ、現代の日本人にもつながる”古代のこころ”を探求。ロマンあふれる古代史の魅力をひもときます!


⚪初めに
 「古代人のココロ」を探る番組の新版である。「縄文・弥生・古墳」と列記されているが、一括して論じられないし、並記比較できるものでない。「最新の発掘や研究成果」は、検証不明であり、NHKの勝手な報道とも見える。
 貴重な受信料を投入して大騒ぎしているのは、何とも勿体ないことである。
 再放送を通し見の批判で、練れていないので、先行番組の批判記事と食い違ったらご勘弁頂きたい。

⚪通し批判
1.「縄文時代」
 まずは、縄文人の心に迫った構成である。何しろ、一万二千年にわたるらしいが、文字記録が皆無なので、憶測、推測に頼るしかない。
 当世人のこころと縄文人のこころは、明らかに、大いに異なっているという見通しを立てたはずだが、文化の刷り込みの違う異邦人まで交えて、縄文遺物の見てくれに対する感想を求めて、科学的論議としているのは不審である。
 追いかけて、磯田氏が、縄文土器の造りは、求めているもの(コンセプト)が、現代人の求めるコンセプトに通じないと主張して毒消しのようである。

2.「弥生時代」
 続いて、弥生人であるが、特徴として木製遺物の出土を言うが、縄文時代の木製遺物の出土有無がわからないので、比較になっていないように思う。
 稲作が大陸から渡来したというが、水田稲作は、地域ぐるみの共同作業であり、稲作技術を備えた集団が、各戸で必要な農機具や物差などの補助具、稲作開始に必要な稲もみなど一財産を携えて大挙渡来したことになるのである。
 当然、原住の縄文人を押しのけたと見える。互いに言葉が異なるから、土地を譲り合うことは、困難と思われる。つまり、紛争が想定されるのである。
 番組では、水田稲作集団は、技術者集団を伴ったと言うが、それなら、中国の小国中核部が、父祖の墳墓を棄ての移住と見えるが、考えにくい。

*「奴国」~「テクノポリス」幻想
 それにしても、仮想された「奴国」は、時代を超絶する技術を持っていたことになる。それほど隔絶した大国が、なぜ。歴史の中に消えたか、よくわからない。後漢初期に認知されたなら、魏代にも、後継王朝かどうか確認したはずである。説明がないということは、倭人伝の「従郡至倭」の目的地かと思われる。
 番組では、原住の縄文人が、渡来技術を使いこなしたとしているが、言葉を知らず、数を数えられない縄文人が学ぶのに、うまく行ったとしても、数世代を要するはずである。
                                未完

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