今日の躓き石 都市対抗二次予選 二枚看板のダブル「リベンジ」の悪習
2021/10/12
本日の題材は、毎日新聞朝刊12版スポーツ面、「10日のスポーツ」ページである。昨日は朝刊のない月曜日で一日遅れの報道である。それはそれとして、紙面ど真ん中に汚い言葉が二度登場して呆れているのである。これなら、この面をちぎり取ってお返ししようかと言うほどである。
1発目は、選手談話めいた引用符入りで「ちょっとしたリベンジ」と自慢たらたらに言い崩しているが、言葉としては最悪の汚い言葉である。選手の失言を晒し者にして、全読者にぶちまける記者根性は、さもしいと言いたい。記者のいたずら心が紙面に並べた暴言は、決して取り消せないのである。
2発目は、地の文で、宮城石巻の球場に登場した角高出身投手は、依然として災害復旧途上にある石巻に何の恨みがあってか「リベンジ」宣言したことになり、記者の出身県は知らないが、災害を免れた秋田角館に汚い言葉を塗りつけて、これもさもしい言い方である。
記者自身に地域偏見がないとしたら、宮城と秋田の間に県対抗の対抗心、差別意識でもあるのだろうか。随分深刻である。選手にカウンセリングは、必要ないのだろうか。いや、記者も抜かさず。
およそ、国際的な報道などあり得ないと偏見を抱いて、地方予選の記事のチェックに手抜きがあったとしたら、殊更都市対抗野球を侮辱したことになるので、敢然と告発した。どんな面でも、毎日新聞の基準は変わらないと思うからである。
こうした汚い言葉は、断固撲滅すべきである。野球関係者には、染みついた悪習かも知れないし、地方によっては、口癖になっているのかも知れないが、それなら一段と撲滅しなければならない。次世代に、悪い言葉を押しつけないよう、指導者の皆さんにも、暴言廃止を問いたいところである。
全国紙には、悪しき言葉を完全に撲滅する使命があると思うのである。
以上
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