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2021年12月22日 (水)

新・私の本棚 ブログ記事批判 sfuku52 「倭歌が解き明かす古代史」再 1/3

 「邪馬壹國こそなかった」 2014/08/02
私の見立て ★★☆☆☆ 早計、過誤、無理な思い込み山積  2021/03/17 補追 2021/12/22 2024/03/27

〇前置き
 当記事は、以前、単独記事の批判を掲示した論客の以後のブログ記事を、同様の見地で批判したものです。前掲記事がご不快であれば、重ねてご不快を求めることは無いと思うので、特に重複を避けずにたたみかけています。
 因みに、氏は、実名を表記していないので、ハンドル名で失礼します。

*記事前置き(2014年現在)
 去る7月19日に久留米大学公開講座で、表題の講演を行なった。
 これは魏志倭人伝のテキストクリティーク(本文批判)を発表したものであり、古田武彦氏の「邪馬台国はなかった」を全面否定する論証である。つまり、「邪馬壱国博多湾岸説」を完全否定するものでもある。

コメント:堂々と、「魏志倭人伝」の「テキストクリティーク」と称していますが、以下、「倭人伝」の「テキスト」について、丁寧に論じられてないのは不思議です。また、提示される諸史料の「テキストクリティーク」が皆無に近いのは、不審極まりないのです。
 特に、「倭人伝」に現に明記されてい「邪馬壹国」を、「完全否定」するなど、不可能の最たるものです。
 古田氏の第一書(正しくは、『「邪馬台国」はなかった』であり、論敵の著書名を誤記するのは、まことに無様です)全面否定絶対不可能です。一書に書き詰められた諸提言を、一つ残らず「バッサリと」否定することなど、誰にもできないのです。何か、スイカ割りのような外し具合です。

 一転局限した「邪馬壱国博多湾岸説」は、湾岸説否定だけならほんの数行で足りますが、それすら安直に「完全否定」などできるものではありません。論議の大小見境なしということでしょう。いい加減に目隠しを外して、世界に目を開くべきでしょう。
 いずれにしても、いくら、個人が全面・完全「否定」しても、理屈が通らなければ世界は耳を貸さないのです。これでは、読者にそっぽを向かれるのが、むしろ「自然」、「普通」と言うものです。

 このような「罵詈雑言」は、氏の思考乱脈を想到させるものであり、世間で酷評されても不思議はありません。おつりで、誹謗中傷されても、不思議は無いのです。自説で世間を説得したいのであれば、初心に復って、修行し直すべきだと思うのです。

 いや、氏は、定期的に講演会を開いて、その際は、熱心な支持者が席を埋め、満場一致で賛辞を呈しているので、氏にとって、何の助けにもなっていないのです。ということで、見解の相違を明示し、具体的な批判に入ります。

*陳寿の見ていた「後漢書」
コメント:氏の理解がどこまでのものかわからないので、一応のツッコミを入れます。
 呉主孫権の最大の任務は会稽有力者と会盟することであり、その手立ては、有力者の「有力な女子」を娶ることです。
 「有力な女子」とは、生まれながらに「家」を背負って嫁することを目的として育てられ、孫家に於いて権力の一角を担うと共に、正夫人として嫡子を成せば、世代交代後、孫家の「皇太后」、最高権力者として実家傘下に組み込むことすら想定しています。従って、正夫人の地位を奪われることは、女子として生きる意味を無くすことを意味するのです。また、不満を言い立てて決裂すると、実家との盟約が破壊されるから、それは、できないのです。

 これらのことから、魏志倭人伝は「王沈の魏書」と「魚豢の魏略」とを基に書かれたとする見方に、「謝承の『後漢書』」を初めとする「旧・後漢書」群をも参照したとする見方を加えなければならないという観点に至った。

コメント唐突な観点展開ですが、意図不明、根拠不明です。
 また、裴注は陳寿「三国志」の一部ではないので、何をどうひねくり回しても、考察しても、「倭人伝」の原文テキストを改竄する理由にならないのです。
 孤独な魂の遍歴で道しるべを求めても、個人の想念の世界は、誰にも見てとることはできないのです。

                                未完

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