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2021年12月25日 (土)

新・私の本棚 伊藤 雅文 ブログ 「邪馬台国と日本書紀の界隈」 改 6/8

邪馬台国までの「水行陸行帯方郡起点説(仮)」を考える 2020/06/29
 私の見立て ★★☆☆☆ 誤解と認識不足の露呈 未熟か 2020/08/29 補追 2021/12/25

〇引用再開
[中略]帯方郡から邪馬台国までの全行程に要した日数が、水行で合計10日、陸行で1か月だとします。すると、なぜその行程上にある投馬国に陸行の期間がないのでしょうか。明らかに末盧国から不彌国までは陸行しています。合計700里です。それが入っていないということは、やはり「水行陸行帯方郡起点説(仮)」の読み方は成立しないということだと思います。帯方郡から邪馬台国までの全行程の水行「10日」より、帯方郡から投馬国への水行「20日」の方が長いというのも明らかに説の破綻を物語っています。

〇「も明らかに破綻を物語」るという怪
 以上は、一見して明らかなように、先人諸賢の論考を無視した独り相撲で児戯です。僅かな行数、字数なのに、文意が動揺していて、本来支離滅裂な「説」の論破は一言で足りるのに、無駄に深入りして、うろ覚えの論理に囚われるのは自業自得で勿体ないことです。

 同時代論者が、「倭人伝」をてんでに、つまり、百人百様に解釈した俗説が通用していて、百人全員が、正史として二千年近く読み解いている「倭人伝解釈」は、百人百様なのか、同様なのか、とにかく間違っているという事ですが、自分一人は凡百の一人ではない」という事なのでしょうか。古人曰く、倭人伝」読みの「倭人伝」知らず、ということで、学会一括の罵倒は、一般人の任に余ると思います。

 独り相撲(ワンマンショー)を仕舞い、具体的に証明願いたいものです。

〇まとまりの付かない総評
 異説を強引に自身の絵解き、基本的に「直線経路読み」にはめ込んで、その図式上で批判するのは「恣意」(「的」抜き)そのものです。

 ここでやり玉に挙げている批判対象文献が明示されていないのも、困ったものです。主張者が、氏の図式と同一の「イメージ」(偶像、ポンチ絵)で主張したのなら論理的思考のできない人との欠席裁判になっています。
 そうでないなら、氏は、別の人が言葉で描いた主張を自己流に図示、つまり、書き崩した上で、それは間違っていると主張していることになります。ひょっとして、氏は、論敵の主張の原文が明解に解釈できないので逃げているのでしょうか。不可解、つまり、主旨が理解できない「説」の「批判」とは、どういうことなのでしょうか。
 と言う事で、氏は、論者の主張を明確に理解できず、意図的な曲解(撓め)に持ち込んでいる嫌疑が濃厚です。いくら個人的に好意を持っていても、それはそれ、これはこれでしょう。
 思うに、氏は、前方の不可解な「イメージ」を自分の認識で不合理だと称して攻撃しているので、いわば自業自得で見苦しいのです。
 それにしても、同時代の日本人が普通の言葉で書いた論考を読解できないのに、三世紀の中国人の漢文の解読などできるはずがないのです。

〇本論 単なる形式不備
 最後に、当記事タイトルに示された論説を批判することにします。
 「説」批判で示された氏の「持論」に同意できない点を上げるとすれば、最終道里を、伊都国から「投馬国を歴て」邪馬壹国に至ると決め付けた点です。この議論の到達点が、「荒れ地」であるのは、既に語られていることですから、失敗必至の旅立ちには、同意できないのですが、各人各様の持論は、極力論じない方針ので、ここでは深入りしません。

 結局、氏は、論文作法(作成手法)の基本にあたると思われる、自説提示の際の根拠提示方法も、論評時の論点提示方法も理解できないまま、字数を費やしていると思えます。論文審査の初歩であり、修行が足りないのです。

〇「ほっちっち」
 もちろん、ここに掲示したブログ記事は、氏の見解に賛成するのでもなければ、反対するのでもありません。個人には、それぞれの意見があるから、意見が合わないのは言っても仕方ないことであり、ここでは、氏の主張の組み立てで、筋が通らない言い方を指摘して、それでは、世間の人に見くびられて損しますよと言うだけです。言われた方がそう思わなければ、それまでです。

 京大阪のわらべ唄で云う「ほっちっち」です。別に、縁も所縁もない通りすがりの他人の言うことを聞く必要はないのです。

                                以上

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